シャオペン 新型ミドルサイズSUV「G6」登場 EVラインナップ拡大へ

公開 : 2023.03.10 06:25  更新 : 2023.04.11 18:35

中国のEVブランドであるシャオペンは、4月の上海モーターショーで新型「G6」を公開予定です。全長4.7mのミドルサイズSUVで、LiDARセンサーベースの高度な運転支援システムを搭載すると予想されます。

躍動する中国ブランド 新たな電動SUV投入

中国のEVブランドであるシャオペン(Xpeng)は、4月18日開幕の上海モーターショー2023で新型のミドルサイズSUVを公開する予定だが、中国政府機関へ提出された登録書類からその姿が明らかになった。

新型車は「G6」と名付けられ、今年後半に中国で発売される予定だが、2024年には欧州をはじめとする海外市場に投入されるという。

中国の政府機関に登録された新型シャオペンG6の画像
中国の政府機関に登録された新型シャオペンG6の画像

シャオペンは2014年に設立されたブランドで、中国・広州に拠点を置き、すでにP7、P5、G9など複数のモデルを展開している。新型G6は、同ブランドにとって5番目の市販車となる。

G6の詳細はまだ明らかにされていないが、政府機関に登録された情報では、全長4753mm、全幅1920mm、全高1650mm、ホイールベース2890mmと確認できる。

デザインとしてもグリルレスのフロントエンド、大きく寝かせたテールゲート、フルワイドのライトなど、シャオペンの特徴的な要素を備えているようだ。

フロントフェンダーには、LiDARベースの運転支援システムを搭載すると思われる。既存のP5では、2つのLiDARセンサー、12の超音波センサー、5つのマイクロ波センサーなど計32のセンサーと13のカメラを搭載している。

シングルモーターの前輪駆動とデュアルモーターの四輪駆動を設定し、出力は210~296ps程度になると予想される。

バッテリーは複数用意される見込みだ。ほぼ同サイズのセダンのP5では、55.9kWh、66.2kWh、71.4kWhの容量が用意されており、中国のテストサイクルで最大600kmの航続距離を実現している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事