中国高級EVブランド ガルウィング装備の電動SUV公開 HiPhi(ハイファイ)、年内にも受注開始

公開 : 2023.04.19 18:45

中国の高級EVブランドであるHiPhi(ハイファイ)は、上海モーターショーで新型「Y」を公開しました。全長5.0m弱のボディにガルウィングを採用した大型SUVで、欧州市場にも導入される予定です。

中国発の高級EV ガルウィングドア採用

中国の高級EVブランドであるHiPhi(ハイファイ)は、4月18日開幕の上海モーターショーで新型クロスオーバー「Y」を初めて公開した。

創立4年を迎えるHiPhiにとって3台目の市販モデルであり、大型SUV「X」に続いて欧州でも発売される予定だ。Xよりも低価格で、欧州進出の旗手として期待されている。

上海モーターショーで公開されたHiPhi Y
上海モーターショーで公開されたHiPhi Y    AUTOCAR

左ハンドル車だけでなく、英国向けに右ハンドル車も販売される予定だ。

全長4938mm、全幅1958mm、全高1658mmと、テスラモデルYよりも若干大きいサイズである。

Yは使い勝手を重視しており、中国の小型車テストサイクル(CLTC)では1回の充電で約800kmの航続距離を実現すると見込まれる。

115kWhのバッテリーを搭載し、オプションで76.6kWhの小型バッテリーも選択可能だ。仕様詳細は未公表だが、最上位モデルには最高出力335psのパワートレインが搭載されるという。

また、HiPhi初のリア・ガルウィングドアを採用し、未来的で洗練されたデザインを実現した。また、フロントライトバー、Y字型テールライト、ユニークなデザインのアロイホイールを装備する。

価格も未定だが、7万5000ポンド(約1260万円)のXよりも安くなると予想される。欧州では年内にも受注開始の予定だ。

HiPhiは以前、Yは「非常に競争力のあるレベルのプレミアム性を提供する」と述べていた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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