プジョー・クオーツSUVコンセプトをパリに出展

公開 : 2014.09.19 22:50  更新 : 2017.06.01 02:11

プジョーは新しいSUVコンセプトであるクオーツを来月のパリ・モーターショーで公開する。このモデルはハイ・バフォーマンスSUVの将来に対するプジョーの姿勢を示したものだ。

プジョーが、サルーンのキャビンにSUVのボディを組み合わせた、と評しているボディ・ワークは、イージー・アクセスのためにBピラーがなく、リトラクタブル・ステップが付けられているのが特徴のひとつ。サイズは、全長4500mm、全幅2060mm。ホイールは305/23サイズがセットされる。ホイールは、エアロダイナミクスを最適化するとともに、ブレーキの冷却を効果的にするためのコンポジット・フラップが付けられる。

プジョーのライオン・バッジがフロント・グリルの一部として大きなポジションを占めるデザインで、大きなLEDヘッドランプも採用されている。更に、リアは低いキャビンの後方の、リア・ハッチ上部に取り付けられる2つの小さなスポイラーがアクセントとなっている、

パワーユニットは、1.6ℓのTHP270 4気筒ガソリン・エンジンと組み合わせられたハイブリッド。エンジンは170ps、33.6kg-mのトルクを持ち、これにフロント、リアそれぞれのアクスルに1個ずつ付けられた116psを発揮する電気モーターがセットされるというもの。合計出力は500psとなる。トランスミッションは6速オートマティックだ。

フロントのモーターは、減速時には400ボルトのバッテリーを充電するための回生エネルギーを発生し、ギア・チェンジの間にはエンジンのアシストを行う。ドライビング・モードは3つ用意されるが、ゼロ・エミッションとなるモーターだけの駆動では、最高50kmの走行が可能だ。他の2つのモードについては、ロード・モードではフロントのモーターとエンジンが、そしてレース・モードでは2つのモーターとエンジンに火が入る設定だ。

パワーはすべて4輪に振り分けられ、リミテッド・スリップ・デフも装備する。サスペンションは、フロントがマクファーソン・ストラット、リアがマルチ・リンクだ。エア・サスペンション・システムは、ドライブ高を350mmから300mmの間で自動的に調整をする。その高さを決定するのは、フロントのカメラによる前方のスキャンと、ナビゲーション・システムのデータだという。

このクオーツは、PSAのEMP2プラットフォームをベースとしている。これはプジョー308に使われているものだ。

インテリアは、プジョーのi-コクピット・デザインを特徴とする。素材には、本革とデジテル的に織られた繊維が使われる。また、シートは4つのバケット・シートが配置される。マルチ・ファンクション・ステアリングが装備され、ドライビング・インフォメーションは、2つのデジタル・ダッシュボードとヘッドアップ・ディスプレイに表示される。

このクオーツは、エグザルト、208ハイブリッド・エア、そして308GTと共に、パリ・モーターショーで公開されることとなっている。

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