ジープ・ラングラー 作り込んだ4代目が見せる盤石の走り サハラ/ルビコンに試乗

2019.11.11

AUTOCAR JAPAN sponsored by Jeep Japan
text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)
Masakatsu Sato(佐藤正勝)

もくじ

本家本元は血筋が違う
4気筒モデルは軽さが際立つ
悪路の王者、意外にリーズナブル
リジッドにこだわり、リファイン極める

本家本元は血筋が違う

ジープ・ブランドの歴史は古く、原初のジープは1940年代にミリタリー・ユースとして開発され、その優れた設計により世界中でノックダウン生産が行われている。

かのランドローバーすら、最初のプロトタイプはジープをお手本にしていたほどなので、ジープこそが全てのオフローダーの元祖と言っても過言ではないのである。

現行モデルで4代目となるジープ・ラングラーの初代がデビューしたのは1987年とそれほど古くない。だがその祖先を辿ればつや消しグリーンで塗りつぶされた初代ウィリス・ジープまで行きつくことになる。

現在のジープ・ブランドは小型のレネゲードやグランド・チェロキー等々、幅広いラインナップが用意されているが、本家本元の最もタフなモデルはラングラー・アンリミテッドなのである。

なぜラングラーが本家本元なのかと言えば、その核となる部分に現在のジープ・ブランドとしては唯一ラダーフレームを採用しているからである。

2本の閉断面の鋼管が車体の前から後ろまで貫通し、パワートレインや足回り、そしてボディ本体を結びつけるラダーフレームは古典的な構造だが、現代的なモノコックボディにはない強靭な車体を作り上げることができる。

このため本格派のオフローダーは今なおラダーフレームを採用し続けており、ここがオフローダーと乗用車の中間的なポジショニングにあるクロスオーバーSUVとは根本的に異なる部分なのである。