メッツスピードの鞍貫です。

先日ニュースした１９８６年製ポルシェ９２４Ｓはパワステラックのオーバーホールをしています。

初代９２４から継承されるトランスアクスルタイプのミッションにポルシェ開発
の２．５Ｌ、ＳＯＨＣエンジン搭載のライトウエイトスポーツモデルに なります。

１２００キロのボディーに１５５ＰＳのトルクフルなエンジンを搭載、ボディー
もナローボディーでシャープな印象のモデルになります。

今回、車検でお預かりして点検中にパワステラックからの漏れを発見、修理させ
て頂いております。

部品点数の多いパワステラックＡＳＳＹ。シールやＯリングだけでも相当数使用
していて、専用ＳＳＴも多数使用しオーバーホール致します。

作動油圧も高い為、シールやＯリング組み付け時ゴミの混入に特に気を使います。

古い車両や長い時間動いてなかった車両などは、ラックギアシャフトのメッキ部
分にダメージが及んでいる場合があるので特に良く点検します。

今回の９２４Ｓは致命的なダメージはなかったですが、減っていた場合や錆びて
いた場合は溶接後再メッキ等致します。

ラックブーツやマウントブッシュなどゴム類の消耗パーツも交換致します。

ライトウェイトモデルの軽快なハンドリングを復活させるべく、丁寧に組み上げ
て行きます！