944ターボのオイルパンガスケットを交換でクリーンなアピアランスに
メッツスピードの鞍貫です。
本日は1986年製 ポルシェ 944ターボのオイルパンガスケットを交換しています。
この車、タービン周りのエキゾーストパイプがウエストゲートを抱き込み一体化している初期型モデルなんです。
後期からは対策され、エキゾーストパイプ、タービンアウトレット、ウエストゲートアウトレットがばらせるのでもう少し楽に作業できるようになっています。
で、今回のモデルは一体化したモデル、センターパイプから順を追って外し、インテーク側もマニホールドなどお邪魔な部品を外し、エンジン降ろせるんじゃないか?くらいまで補機類をばらしてようやくオイルパンが外れます。
フロントのサスペンションメンバーもステアリングのインタメディエイトシャフトもラックから外して、オイルパンを真下に抜くためにスペースを作ります。
エンジンがバンクして搭載されている為、オイルパン内のオイルストレーナーが真下を向いてついて、それをオイルパン内のバッフルプレートが引っかからないように避けながらの脱着作業ですから否が応でもスペースは確保しておかねばなりません。
オイルパンガスケットはゴムのシールにアルミのカラーが入っていてボルトで締めこんだ際に必要以上にゴムシールにテンションがかからない様に工夫されています。
ストレーナーに溜まったゴミやスラッジを除去し、オイルパン内のバッフルプレートにこびりついたスラッジも除去し現在組み付け真っ只中。
もう少々御時間掛かりますが丁寧な作業で進行中です。
此処からのオイル漏れが944ターボは特に多いですから、此処が漏れなくなるとグッと綺麗なエンジンになりますね。
発熱量が多いタービンアウトレツトがオイルパンを跨いでいますから、ゴムシールには厳しい構造ですね。
一度交換しておけばまた暫くはオイルまみれのオイルパンにはなりません。
気持ち良く乗って頂ける様、作業を進めたいと思います。
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