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1971年製911Sのシリンダーヘッドをリペアでのキモは

メッツスピードの鞍貫です。

本日は1971年製911Sのシリンダーヘッドをリペアしています。

バルブシートが規定値よりも沈んでいた為、今回はバルブシートリング打ち替えのガイド打ち替えです。

旋盤がない当社、バルブシート製作は外注作業となります。

が、肝となるバルブシートカットやガイドの打ち替えは当社で作業致します。

バルブシート面の角度、これがエンジンパフォーマンスを左右する肝の部分。

バルブはリフェースして計測。

基準値内だったので再使用します。

何でも新品にすれが良い訳ではありません。

重たい、眠たいエンジンになってしまいます。

特にSは作用角もリフト量も大きめなカムが付いています。

慣らしが終わるころにはバルブも燃焼室もカーボンだらけ・・・なんて嫌ですからね。

適度にあたりの付いた部品を、キチンと測定、選定して使用する事もとても大切です。

ガイドの打ち替えをして、シートカットして、擦り合わせをして最後にバルブの突き出し量の測定をし基準値内確認で終了。

この作業×6個です。

なかなかこの時期、暑さで骨の折れる作業なのですが、組みあがったエンジンを想像してワクワクしながら作業しています。

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