お問い合わせの多い下廻りサビ止め塗装 当社では・・・
羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。
『下まわり塗装』『錆止め塗装』『アンダーコート』などなど、
クルマの下廻りへの防錆処理の施工に関するお問い合わせは
非常に多いですが、様々な呼び方があるように
お問い合わせになるお客様も、どういったモノなのか、
どれほどの効果・持続性があるのか、よくわからない感じです。
当社ではクルマ好きの皆さんや業界で最強といわれている
有名な錆止めのコーティング剤は残念ながら施工しておりません。
というのも、そこまでする必要がないのと、施工後のメンテナンス性が
非常に良くないからです。
当社ではクルマの下廻りの保護としては『シャーシブラック』や『シャーシクリア』
などを施工しております。しかし、これがまた世間では「持続性がない」などと
まことしやかに言われておりますが、実際のところはどうなのか?
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2019/11/hatori_1120_001.jpg)
ということで、取り出したのが、ブレーキディスクに各種のサビ止めを施工して、
屋外で放置しておいた、テストピースです。
茶色く錆びている部分は何もしていない鉄むき出しの部分で、見事にサビております
・1時の方向に塗布してあるのが不乾性タイプの防錆ワックス
・3時の方向に塗布してある透明な色のがシャーシクリア
・7時の方向に塗布してある黒色のがシャーシブラック
・9時の方向に塗布してある細い銀色がサビ置換剤
・10時の方向に塗布してある黒い色が某有名なアンダーコート的な塗膜の厚い錆止め塗装
いかがでしょう? コレ、施工して半年は楽に経過しています。
当社でのシャーシ塗装は、ただ塗るだけではない、通常のボディへの塗装に近い条件で
施工しています。私も当初は「シャーシ塗料なんて保ちが悪いだろう」と思っていたのですが、
思いのほか持続性が高いんですよね・・・しかし、どうしても信用できず、こうしてむき出しの
鉄に塗装しては放置して、その違いをテストしてきました。
それとは正反対に「アンダーコートって、ホントのところ防錆効果はあるの?」と
色々見て来ましたが・・・結果として『サビてきたら』厚塗りの防錆塗料は
「カサブタの上に絆創膏」状態になるのです。
施工前
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2019/11/hatori_1120_002.jpg)
施工中
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2019/11/hatori_1120_003.jpg)
施工後
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2019/11/hatori_1120_004.jpg)
その違いもわかりにくいシャーシクリア。
当社ではガンタイプのもの、缶スプレータイプのものを場所によって使い分け、
隅々まで塗れるように心がけています。その効果のほどは、やはりわかりにくいですが・・・
先ほどのテストピースを見る限り、悪くはないのでは?
で、実際この方法で施工している私が、「効果はあるのか?」と問われれば、
「やった方がイイ」とお答えしています。
理由はボディの下側や裏側なんて見えないところの塗装は、
最低限度の塗膜で仕上がっているのが事実です(メーカーさんの手抜きというコトではありませんよ)。
そこに膜厚を上げることにより、サビにくくなることは確かです。すでに少しサビが進んでいるような
円盤に塗装するだけでも、このように効果があるのですから、コレはやらない手はないだろうと・・・
ただ、黒く塗ってしまうと、その下の鉄板がどうなっているのかがわからなくなってしまいます。
だから私は透明なクリアで塗ることをオススメしています。塗膜の下の経過がわかるじゃないですか
サビていればサビているほどに、シャーシクリア施工が良いと思います。
でも、キチンと塗らないとダメですよ。適当に吹いたのでは保ちが悪いと思います。
羽鳥鈑金塗装工業所
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