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破損したヘッドライトのブラケットを必殺「ガッツマンオクトパス接合」で補修


こんにちは、羽鳥鈑金塗装工業所のハトリです。
事故で取付けステーが破損したヘッドライト。
保険修理ではなく、自費なのでお安く…
とのお客様のご希望で直していきます。


まずは電熱ピンで割れた部分にステンレス製のピンを
溶かし込んで接着します。



熱で針金を割れた部分に差し込む感じです。
こうして割れて取れていたステーを本来の位置に固定します。
接合面付近にはこの後の工程のため、ヤスリなどで
表面を荒らしておきます。



上側の足にもキズを付け、ピンを溶かし込み、
余分な部分をカットして削ります。


そしてドリルを用意します。


そしておもむろにお互いの割れの間にバシバシ穴を開けます。


こんな風に光が通ってしまうほどにアケアケします
強度は大丈夫なのか? いや、大丈夫です。
必殺の「ガッツマンオクトパス接合」で修理していきます。
 
 


そして、鈑金用のパネルボンドを割れている部分に流し込む。



こんな感じに穴の中にもパネルボンドを入れて接合。

ガッツマンオクトパス接合とは、割れた部品のお互いに無数の穴を開けてボンドを流し込む。
すると、樹脂部品の上にボンドが乗っかっているだけではなく、
穴を貫通したボンド同士がつながることにより、より剥がれにくく強度も増す
というテクニック。「タコの足のように強く絡み合う」ことから
「ガッツマンオクトパス接合」とワタクシが勝手に命名しました。
ちなみに誰が考えた修理方法かは知りません。

直すにしてもなるべく強くなって欲しい。また壊れないで欲しい…
などなどの思惑でこんな修理方法で直しました。
お客様のご希望に沿った修理ができたと思います。

羽鳥鈑金塗装工業所

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