クアドリモーターの粟木です。
9月になっても猛暑が続いていて、スポットクーラーが大活躍です。
エンジンが不調になったり、始動できないというポルシェ957カイエンが運び込まれてきました。

カイエンはフューエルタンク内のポンプに加え、インジェクターに圧送するための高圧燃料ポンプが存在します。
この高圧燃料ポンプはカムシャフトで駆動するもので、経年のトラブルが出やすい部分です。
まずはテスターで診断すると燃圧が規定値に達していないエラーが出ていて、燃料高圧ポンプの不良と判明。

パーツが届いたところで作業に取り掛かります。
高圧燃料ポンプはエンジンのキャビン側の狭いところに付けられていて、車高が高いので交換作業は結構大変です。
ここは長年の経験から製作したスペシャルツールで対応し、無事に交換が完了しました。
最後にテスターのエラーデータをリセットして完成です。