徹底解説

2017.02.22

ボルボ S90/V90/V90クロスカントリー

2016年1月のデトロイト・モーターショーで公開されたボルボS90、そしてその2ヶ月後のジュネーブ・モーターショーでデビューしたV90、そして昨年9月に発表されたV90クロスカントリーという3台のトップ・エンド・モデルが、今年2月22日、ボルボ・カー・ジャパンより発売された。

ボルボV90 T6 AWD R-デザイン。


ひと足先に日本でも販売を開始した大型SUVモデル、XC90とアーキテクチャーを同一にするモデルで、その特徴は、SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)というXC90から採用された新しいプラットフォームと、2ℓ4気筒のドライブ-Eユニットを搭載するということ。このSPAアーキテクチャーとドライブ-Eユニットの開発のためにボルボは1兆3,000億円の投資を行っているというから、ボルボの本気度合いが判ろうというもの。

インゲンラートの手によるエレガントなボディ・スタイル

ボルボV90 T6 AWD インスクリプション


デザインについては、S90は2013年のフランクフルトで公開したコンセプト・クーペを、そしてV90は2014年のジュネーブで公開したコンセプト・エステートから大きなインスピレーションを受けたモデルた。この2台のコンセプト・モデルは、共にそれぞれカー・オブ・ザ・ショーを獲得している輝かしい実績がある。新しいS90V90のデザインは、2013年にボルボのヘッド・デザイナーでありデザイン担当上級副社長となったトーマス・インゲンラートの手によるもので、これまでのボルボのイメージを大事にしつつも、伸びやかで洗練されたエレガントな雰囲気に仕上げられているのが特徴だ。

ボルボV90 T6 AWD インスクリプション


既にXC90で明らかにされたボルボの新しいデザイン言語で構築されている。トールハンマーと呼ばれるT字型のLEDヘッドランプがその大きな特徴だ。また、全体のボディ・ラインには無駄なプレスラインがなく、シンプルそのもの。嫌味がまったくなく、万人が歓迎するデザインとも言える。面白いのは、そのフロント・グリルで、少しボディから離れたようなデザインとなっている。これをボルボではフローティング・デザインと呼んでいるが、これは1960年代の名車、P1800をオマージュしたものだという。

ボルボS90 T6 AWD インスクリプション


ちなみにボルボではそれぞれのモデルのプロダクション・ポジショニングについて、S90は「ラグジュアリー・サルーンの再定義」、V90は「モダン・ラグジュアリー・エステートの頂点」と位置づけている。

日本仕様はまずはガソリン2種、ハイブリッド1種

左からT5、T6、T8の性能曲線。


このS90/V90シリーズは、ガソリン・エンジン・モデルがT6とT5、ディーゼル・モデルがD5、D4、D3、そしてプラグイン・ハイブリッド(ボルボではツイン・エンジンと呼んでいる)のT8が用意されているが、日本市場にはまずガソリン2モデルとハイブリッドが投入される。すでにボルボ・ディーゼルは日本市場でも高い評価を受けているもので早期導入が望まれるが、ボルボ・カーズ・ジャパンの木村社長によれば、来年にはラインナップに追加したいということである。

T6ガソリン・ユニット


トリムは3トリムで、一番ベーシック(といっても十分豪華だが)なモメンタムがT5との組み合わせ、豪華なインスクリプションはT6とT8の設定、そしてスポーティなR-デザインはT6に設定される。なお、ツイン・エンジンのT8は、V90のみの設定でS90への設定はない。また、T5モメンタムがFWDで、T6,、T8はAWDとなる。

エンジンに話を戻そう。


next pageドライブ-EユニットとSPAがメカニズムのウリ

 

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