クルマ漬けの毎日から

2020.10.15

サマリー

クロプリー編集長は、ロールス・ロイス本社を訪問し、新型ゴーストに試乗しました。静粛性と乗り心地は、この最新モデルよりもフラッグシップのファントムのほうが上だといわれています。実際はどうなのでしょうか?

【クロプリー編集長コラム】ロールス・ロイス本社で、新型ゴーストに試乗

もくじ

グッドウッドのロールス・ロイス本社へ
新型ゴーストに試乗

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

グッドウッドのロールス・ロイス本社へ

ロールス・ロイスのショーファーにカリナンで迎えに来てもらい、グロスターシャー(イングランド南西部)の自宅から、ロールス・ロイスの本社があるグッドウッド(イングランド南部)へ出発した。

そこで、新型ゴーストに試乗することになっている。

同僚のマット・プライヤーが、すでに新型ゴーストの試乗記を書いていることは知っているが、ロールス・ロイスが試乗を提案してくれたので、ありがたく受けることにした。

このところベントレー・ミュルザンヌのロードテストを行なっているので、ロールス・ロイス対ベントレーの比較レポートをお届けするのもよいかもしれないと考えた。だが、ゴーストは誕生したばかりで、ミュルザンヌは生産を終了したばかりのタイミングなので、この2台を比較しても公平な戦いにはならないだろう。

新型ゴーストに試乗

ロールス・ロイス本社に到着し、まず新型ゴーストのエンジニアリングの説明を聞いた。

次に、デザイナーのフェリックス・キルバータスが新型の前に立ち、解説してくれた。そして、いよいよ150mile(約240km)の試乗に出発する。

新型ゴーストを解説するデザイナーのフェリックス・キルバータス

このドライブには、かつての同僚で、現在はアイリッシュ・タイムズ紙で仕事をしているニール・ブリスコウも同乗した。一緒にいると楽しく、しかも運転がうまい人と仕事をすると、その日はいつも素晴らしい1日になる。

私たち2人は新型ゴーストのハンドリングの正確性と快適性が上手く両立していることに、大いに感心した。

それで試乗を終えて戻るとすぐに、ゴースト・プロジェクトの責任者のジョン・シムズに、こう訊ねてみた。

「フラッグシップのファントムの新型が登場して3年になりますが、ファントムのほうが新型ゴーストよりもさらに静粛性が高く、乗り心地もよいと聞いています。これは本当ですか?」

シムズは、こう答えた。

「はい、本当です。ですが、その差が大きくないのも確かな事実です」 新型ゴーストは、極めてハイレベルだ。

AUTOCAR 英国版 編集長 スティーブ・クロプリー

オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。新しく独特なものなら何でも好きだが、特に最近はとてつもなくエコノミカルなクルマが好き。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
 
 
 

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