クルマ漬けの毎日から

2024.10.06

最近、2台のスポーツカーが気になっています。1台は以前所有していたことがあるマツダMX-5(ロードスター)。もう1台は、クラシックカーのトライアンフ・スピットファイアです。

気になる2台のスポーツカー【クロプリー編集長コラム】

もくじ

マツダMX-5の未来は?
再認識!トライアンフ・スピットファイアの魅力

マツダMX-5の未来は?

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

マツダMX-5(ロードスター)を見かけるといつも、そのドライバーをうらやましく思う。私自身もこれまでにMX-5を2度所有したことがあるので、同時にその当時のことも思い出す。

クロプリー編集長の2台目のマツダMX-5(ロードスター)。AUTOCARが長期テストを終えた個体を買い取り、約5年間所有していた。

とはいえ、現在マツダはMX-5の誕生35周年を祝っているが、少しやりすぎのように思える。夏が終わり、ロードスターを楽しめる季節はもう終わったと感じるいま、イギリスの販売店にはMX-5の在庫がまだたくさん残っているにちがいない。

ところで、現行モデル(4代目)のMX-5が発表されてから10年が近づいている。これまでのモデルチェンジのタイミングからすると、全面改良の新型がすでに登場していてよい時期。だがそうなっていないのは、私たちが生きているこの時代が、EVを強く意識している証拠でもある。

幸運なことに、4代目のデザインはいまでもよく見える。しかし、他のクルマが大型化していくにつれて、MX-5をこれまでと同様に内燃機関のモデルとしてマーケットに送り出すのは、いっそう難しくなっているというのが実情であろう。

再認識!トライアンフ・スピットファイアの魅力

自分でも驚いているが、最近トライアンフ・スピットファイアに大いに魅力を感じている。このクルマのコークボトルラインのコンパクトなシルエットが素晴らしいと思うようになったのだ。

これはスピットファイアがショールームに置かれていた当時の私のこのクルマに対する認識からは、まさに180度方向転換している。というのも、かつて私はスピットファイアに関するある記事を書いて、ブリティッシュレイランドのマネージメントと厄介なことになった経験があるから。

それは「無知のトライアンフ」というタイトルの記事で、スピットファイアのスイングアクスル式リヤサスペンションは危険だとレポートしたのだ。当時は危険だと感じてそう書いた。

だが実のところ、リヤから生垣に突っ込んだ経験を持つスピットファイアのドライバーに出会ったことはない。機会があれば、久しぶりに運転してみたいものだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

関連テーマ

 
 

おすすめ記事

 

人気記事