人気の理由は？　オーテック車の魅力　湘南里帰りミーティング2019とは

公開 : 2019.12.01 05:50　　更新 : 2021.03.05 21:33

オーテックジャパン車オーナーのオフ会が、大磯で開催。15年目を迎え、年を追うごとに人気が高まり、参加は抽選に。幸運な340台が里帰りを楽しみました。

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今年は参加車両340台、参加人数575名が愛車と共に里帰り。AOG湘南里帰りミーティング2019。

開場になると続々入場する参加車両。車種ごとに決められた駐車位置で勢ぞろいする様も圧巻だが、入退場の光景もオーテックジャパンならではのバラエティ豊かな生産車両が楽しめる時間だ。

イベントが増えてきた現在でもメーカーが主催して車種を限定しないイベントは比較的珍しい。参加者全員で記念撮影。

相模湾に面した会場。日の出から最後まで好天に恵まれイベント日和となった。

会場への入り口にはゲートが新設。湘南里帰りミーティングの会場の案内が前夜から掲示された。

事前エントリーではあるものの、夜明け前にはすでにゲートに参加者の列ができていた。

今年も一番乗りはこちらのキャンピングカー。前日11時頃には到着し待機していたのだとか。

入場開始前の会場。車種ごとに駐車エリアが目立つように設けられる。

夜明けと共に参加者を迎え入れる準備であわただしくなる会場。2016年シーズンを闘ったモチュール・オーテックGT-Rが到着。

社員総出でお出迎え。一台一台主役たちの里帰りを、丁寧に誘導し迎え入れていた。

広い大磯ロングビーチの駐車場もどんどんと参加車両で埋め尽くされていく。

受付では注意事項や、記念品が配布される。

秋のミーティング・シーズン、どこの会場でも参加者の到着後の拭き上げは恒例の光景。大磯でも例にもれず。朝陽に輝いていた。

同じ車種で連なって入場する参加者も。ステージアのオーナーは毎回特に連携が強い。

オーテックジャパン30周年を記念して30台限定で販売されたマーチ・ボレロA30ももちろん参加。「マーチ・ベース」で「これだけ気合の入った作り込み」は今でも見る者を惹きつける。

雲ひとつない青空の下、開会式がスタート。秋のこの時期にドライブで里帰り。オーナーにとっては格別のグランドツーリングに違いない。

「毎年続けてこられたのはファンの皆様あってこそ」片桐CEO自らあいさつと、オーテックジャパンの近況報告、新商品紹介など。

快晴の大磯から見える、青い海と青い空。湘南の青をアイコンにイメージカラーにしたAUTECHシリーズも勢ぞろい。

クルマの展示以外にも、会社の取り組みが幅広く紹介される。地元での環境活動にも熱心だ。会場でも太陽光で携帯充電ができるブースを設けていた。

地域のソーラーによる電力を買い取るなど、地域に根差した環境活動なども紹介されていた。

サプライヤーのブースも充実。こちらはマフラーのフジツボ・ブース。

すっかりおなじみの感も。冬を前に暖かそうなマフラーも売られていた。

オリジナル・グッズなどを扱うウェブ・ショップを最近開設したオーテックジャパン。早くも人気商品となっている折り畳み可能なコンテナも販売されていた。

スペシャルゲストは神奈川県警の白バイと、GT-R 40thアニバーサリーのパトカーの護衛で登場。

ゲストはオーテックジャパンでサポートするGT300の56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rのドライバー平峯一貴選手と、2019 AUTECHレースクイーンの河辺ほのかさん。

すっかり里帰りミーティングの常連となった、GT-R 40thアニバーサリーのパトカー。

生産車ではないが、輸入を手掛けていた北米向けミニバンのクエスト。もちろん里帰り参加資格はありだ。

参加車両の細かいステッカーや、エンブレムも見ていると楽しい。キタキツネからライダーに乗り換えたオーナーの愛着がうかがえる。

芸が細かく、なにより楽しんでいるさまが良く伝わる。

平峯さんと河辺ほのかさんのフォトセッション。メディアのみならず参加者もカメラに収めていた。

モチュールのブースではニスモ・スポーツオイルが紹介されていた。

そんなモチュールが作ったニスモ・スポーツオイルでメンテナンス。ニスモ・メンテ・プロパックが紹介されており、来場者から密かに注目を集めていた。

クラス唯一、e-POWERがチョイス可能なセレナのチェアキャブ・スロープタイプ。スロープの幅もたっぷりしている。

お出かけの限界を取り払うLV。そんなセレナでお出かけした時のおにぎりの写真をSNSに投稿して、アフリカ・アジアの給食を届ける「おにぎりアクション」も会場で呼びかけられていた。

おにぎりアクションのリーフレットにはおにぎりのペーパークラフトがつく。食事時でなく、おにぎりが無くても写真を投稿できるようになっていた。

今年はヘリテージ特別展示も。新車当時から長く愛用されており、オリジナルの状態を保っているクルマを特に集めて展示された。

最近ではテラノ自体なかなか見かけなくなった。テラノ・アストロード

シルビア・コンバーティブル。高価だったこともあり、販売台数もかなり少ない。

スカイラインGT-R 40thアニバーサリー。奥のE50エルグランド・ライダーともどもオリジナル状態を綺麗に保っているクルマはかなり希少だ。

シルビアをベースに作られたコンバーティブル。すっきりとしたデザインが魅力だ。

遠来賞、過走大賞等、賞典の幅広さ表彰も目玉のひとつ。過去に受賞したトロフィーを一緒に展示する参加車も。

ミーティングはあくまでも参加者が主役。愛車の周りで寛ぐ参加者も多い。

同乗体験コーナーも人気だ。市販車だけではなく、オーテックジャパン社内で周年記念向けに製作されたワンオフの特別なモデルの同乗試乗も行われた。オーテックのクルマづくりの原点に触れることができる企画だ。

同乗できない人も、特別なモデルが走る雄姿を見学するギャラリーの姿も多数。

オーテックジャパン創立25周年記念で作られたA25。アツいドリフトも披露。

2代目のステージアもかなり見かけなくなってきた。MT専用の350Sなども設定されていた。

「里帰る」をもじってカエルのキャラクターも良く見かける。愛車にディスプレイする参加者も。

ノート・シーギア。目の覚めるような黄色のボディと相まってアクティブなイメージを一層強くしている。

ノート・ニスモにこの色はあっただろうか？と思って中を覗き込むとその理由が分かった。

ノートの助手席がスライドするタイプのLV。それをもとに精巧にNISMO仕様に作り上げられていた。メーカーも芸が細かい仕事は多いが、ユーザーも芸が細かい。

人間だけではなくワンコも多数が参加。他の参加者の目を楽しませた。

参加者のクルマと一緒に記念撮影に応じる平峯選手と河辺ほのかさん。

次々に、一緒にお願いします！　参加者の人気者だった。

LVベースのコンセプトカー。必ずしも福祉という用途でなくとも可能性は一杯。

諸元表を見ると5人乗り。コンセプトモデルだからこその特別仕様だが、これは商品化も楽しみな1台だ。

セレナの特徴は今どき珍しいリアゲートのウインドウ部分のみ開閉させることが可能なこと。

助手席スライドアップ・シート。実は高さ、角度、座り心地とも、この状態でかなり快適なことがわかる。釣りや、アウトドアでも大活躍しそうな特別仕様だ。

撮影していると、少年が楽しそうにフラットになった部分に乗り込んできた。車中泊、何より子供たちの思い出に、無くてはならないクルマの装備。是非とも期待したいものだ。

楽しい時が経つのは早いもの。15時前には退出時間。また来年！と社員の見送りの間を抜け、家路についていた。

時代を越えて、車種を選ばず様々な動力のクルマが集う。こうしたノーサイドのイベントはいつまでも続いてほしいものだ。

1台1台に、一人一人が手を振る。左右に分かれて社員が見送る姿はこのイベントの名物だ。

神奈川県警もお帰り。交通安全啓蒙とクルマで出かけることを安心して楽しめるよう、これからも私たちの暮らしを見守ってほしいもの。

P10プリメーラ。オーテック・バージョンではなくとも、かなり希少。クラシックカーという雰囲気は希薄だが、まさにこれからますます注目されてよい旧車ではないだろうか。

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