プジョー308GT 1.6 THP

公開 : 2015.01.17 23:50  更新 : 2017.05.29 19:00

■どんなクルマ?

かつて309と306にはXSグレードと呼ばれるスポーティネスを打ち出したグレードがあったのを覚えているだろうか。306の方はディーゼル・ターボ・ユニットを載せており、そこそこ楽しいクルマだったのに対し、309はお世辞にも直感的な乗り味だとはいい難いものだった。

その一方で、1990年代中ごろに販売された122psと152psを発生するS16のことを覚えている向きは、309/306 XSよりも多いのではないだろうか。ホット・ハッチとまではいかないけれど、それに近い楽しさを持ちあわせたクルマであった。そして2015年、先に紹介した3台に近いグレードが再び加わることになった。205psを発揮する、308GTのことである。

贅沢な装備品の影響で油がコッテリと乗った308 GTは、同名の先代よりも遥かに重たくなっている。また、このご時世なのでわざわざ説明する必要もないかもしれないけれど、もちろんシリンダー数が減っているのに対して最高出力は大きくなっている。心臓部の排気量は1598cc、プジョーお気に入りのツイン-スクロール-ターボと可変バルブ・タイミングを組み合わせたTHPだ。

出力向上にあわせて、細かな微調整(再設計ではない)も加えられている。マニュファクチャラーいわく、その一環として、サスペンションはフロントが20%、リアが10%締めあげているのだそう。これに準ずるかたちでアンチ-ロール・バーも調整済みだ。またフロントが7mm、リアが10mm分車高が下がっている。ブレーキ径もGT グレードに合わせて大きくなり、アロイ・ホイールにはミシュラン製のグリップの高い製品を組み合わせている。

■どんな感じ?

GTという車名を意識したプジョーは、標準の308よりもわずかに勇ましいルックスを与えている。数が増えたエア・スクープやサイド・スポイラーなどがそれで、完全にフェイクではあるけれどリアのマフラー・エンドもスポーティ・グレードらしさを与える役回りを担っている。

 
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