ボルボXC40のデビューは4年後か

公開 : 2015.02.21 22:40  更新 : 2017.06.01 02:11

ボルボの小型SUV、XC40が4年以内に登場することになるだろうと、ボルボのCEO、ハカン・サムエルソンは語った。XC40は、新しいXC90からスタートしたラインナップの一新の計画のひとつに入っていると断言したのだ。

ボルボはプラットフォームを2つに絞り、90シリーズ、60シリーズ、40シリーズという3つのモデル・レンジに集約することとなる。現行のS80およびV70は、新しいS90およびV90と入れ替わる予定だ。

サルーン・モデルのS90は、特に中国市場を意識したモデルとなり、2020年度の目標としている800,000台の生産台数のうち、200,000台を担う予定だ。一方V90エステートは、ヨーロッパをメイン・ターゲットとする。

更に、その一つ下のクラスを担当するのがS60、V60、そしてXC60というモデルだ。デビューからかなりの年月を経ているにも関わらず、XC60は昨年ヨーロッパで最も売れたミドル・サイズのSUVだった。この60シリーズは、現在他のメーカーのプラットフォームとエンジンを使用しているが、これが完全にボルボ独自の設計をなる予定だ。

サムエルソンは、この新しい60シリーズには4気筒ユニットが搭載されることになると話していた。6気筒エンジンではEUが求める95g/kmというCO2排出量をクリアできないのが、その理由だ。また、サムエルソンは、「もしV8を必要とするのであれば、それはボルボの顧客ではない。」とも言い切っている。

90シリーズ、そして60シリーズの開発が終わり次第、最優先事項であるXCの開発にかかるという。このXC40の計画については、既に昨年後半に明らかにされたものだ。

4年という年月を必要とすることに関して、「われわれは単に新しいモデルを作ろうとしているのではない。ブレッド・アンド・パター、つまり生活に密着したモデルを一新するための慎重な作業になるからだ。」とサムエルソンはコメントしている。

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