ポルシェ・パナメーラS E-ハイブリッド 第3回

公開 : 2015.04.10 21:40  更新 : 2017.05.22 13:53

3月23日
今日は他車の取材の同行で袖ヶ浦フォーレスト・レースウェイに行く。それならサーキット走行もテストしてしまおう、という事になった。この試乗記の冒頭でも書いたとおり、パナメーラはポルシェの素性をしっかりと受けついだスポーツカーであり、その環境性能とパワーを両立させるために深化した、このS E-ハイブリッドでも、その真価は存分に発揮されるはずだ。

重量はフロントが1030kg、リアが1100kgで併せて2130kgあり、ポルシェの中では重量級クルマの1台だ。この重量増はリアのリチウムイオン電池がかなり大きな要素となっている。これが走りにどう影響してくるかが注目であった。サーキットなので、当然、スポーツモード、マニュアルシフトで、トラクションコントロールは解除せず、と言う設定にしたが、実際に走ってみると、エアサスペンションはかなりロールするので、ソフトすぎるかと思うが、意外とコーナーではグリップし、きれいにターンインしてゆく。ステアリングの正確さは抜群で、ターゲットとするポイントに一気に切り込んでゆける。確かにコーナーでは重量のハンデを感じない訳ではないが、V6エンジンのパワーのピックアップは鋭く、立ち上がりは素早い。欲を言えば、もう少ししっかりしたタイヤなら、もっと攻め込めたかも知れない。もともとこのパナメーラS E-ハイブリッドはサーキットで走ることを前提としたクルマではないが、それでもこれだけ気持ちよく走ることができるのは驚きである。

さて、今回のテストの最後となった給油では401kmを走り、55.9ℓのハイオクガソリンを消費した。無論、この中には、ワインディングとサーキット走行が含まれており、それを考慮にいれると、7.24km/ℓという数値はけっして悪くないどころか、逆に優秀である。因みに2週間のトータルでは1316kmを走破し、161.41ℓのハイオクガソリンを消費したので、8.15km/ℓという数値が出た。サーキットから都心の渋滞まで、あらゆるシチュエーションを経験して、この燃費はかなり良いと思う。

パナメーラS E-ハイブリッドは、現状では最先端の技術を取り込んだポルシェであり、ほぼ同様のシステムが918にも装備されている。特に充電スポットなどを意識しなくても問題ない、ポルシェのハイブリッドシステムは非常に優れていると感じた。パナメーラの購入を検討している人にはぜひお勧めの一台である。

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