マクラーレンMP4-12Cカンナム・エディション登場

公開 : 2012.08.16 21:00  更新 : 2017.06.01 01:01

マクラーレンMP4-12Cの最も過激なバージョンが登場した。マクラーレンMP4-12Cカンナム・エディション・レーシング・コンセプトは、今週末に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスでデビューを果たすのだ。

このワンオフのサーキットにフォーカスを絞ったモデルは、MP4-12C GT3をベースに、レース・レギュレーションに縛られないカタチで開発されている。そのツイン・ターボV8エンジンの発するパワーは630bhp。このマシンのキーとなる最も大きな変更点は、エンジンのキャリブレーションと冷却システムになる。

ボディ・ウエイトは1200kg。ダウンフォースは標準的なMP4-12Cよりも30%増しているとマクラーレンは言っている。そのエアロパーツは、カーボンファイバー製のフロント・スプリッター、リア・ディフューザー、リア・ウイングレットと、ポリッシュド・アルミニウム製のリア・ウイングレット・マウントだ。カーボンファイバー製のサイドミラーと、エンジン・カバー、そしてサイド・クーリング・ベント以外はマクラーレン・オレンジにペイントされる。これは、ブルース・マクラーレンとデニス・フルムがドライブしたマシンへの賞賛の意味を持っている。

その他、エクステリアではブラック・サテンの鍛造ライトウエイト・ホイールが装着され、アケボノのブレーキが取り付けられる。キャビンは6ポイントのハーネスとレース・スペックのロールケージが組み込まれ、レーシング・シートが取り付けられる。ステアリング・ホイールは、ルイス・ハミルトンのF-1と同じグリップ形状を持つものが、GT3からキャリーオーバーされている。

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