ロン・デニス、事実上の更迭

公開 : 2016.11.16 04:00  更新 : 2017.06.01 00:34

マクラーレン・テクノロジー・グループのCEO、ロン・デニスが、マクラーレンを主導するCEOの立場から11月15日に更迭された。来年1月に契約が切れるが、その契約も更新されないという。

今年69歳のロン・デニスは、36年間マクラーレンを率いてきた。しかし、既に彼にガーデニング休暇が与えられているという。とはいうものの、25%の株式を持つデニスは、取締役会のメンバーとしての地位は補償されている。

デニスは、16日、「彼ら(株主)が延べ得た声明は嘘である」とコメントしている。また、「私の経営スタイルは常に変わらず、F1で20回のチャンピオンシップを獲得したオートモティブ&テクノロジー・グループに導き、そして年間£8億5000万(約1154億円)というビジネスに成長することを可能にしたものだ。」とも語っている。

現在、マクラーレンの株式の25%をロン・デニスが、50%をバーレーンの投資会社であるマムタラカト、そして25%をマンスール・オジェが保有している。

マクラーレン・グループの一員であるマクラーレン・オートモティブは、CEO、マイク・フルイットによって引き続き運営がされる。

デニスは「私の懸念は、3,500人の従業員の立場だ。今後もマクラーレンの利益と価値を保護し、よりよい将来のために、両社の株主であり取締役の立場を利用していきたい」と話している。

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