プジョー、ル・マンへ復帰か

公開 : 2016.12.06 04:20  更新 : 2017.06.01 00:33

アウディのWEC離脱を受けて、プジョーのル・マン復帰を画策する声があるようだ。

2016年シーズンを最後にアウディがWECから撤退することになったが、それを受けてプジョーの復活を画策している動きがある。

匿名のWECのファクトリー・チームのメンバーがオートモティブ・ニュース・ヨーロッパに「今、プジョーをル・マンに復帰させようというロビー活動が起きている。それによれば€80,000,000から€90,000,000(100億円〜110億円)を投資させようという動きがある。しかし、ロビー活動が本当だとしても、金額が少なすぎると思う。最低でも€150,000,000(180億円)が必要で、その半分はスタッフに支払われる給与となる。」と語った。

プジョーは2011年を最後にル・マンから退いており、最後に優勝を果たしたのは2009年のことだった。

伝えられるところによれば、プジョーはアウディの撤退によって空いた席への復帰を持ちかけられているという。

ポルシェ・チームのプリンシパルであるアンドレアス・ザイドルも、「われわれは新しいメーカーが参加してくれることを望んでいる。アウディのようなヘリテージとヒストリーを持つチームの撤退は残念だ。」とコメントしている。

来年のル・マンおよびWECは、ワークスとしては2つのチーム参戦しか望めない。ポルシェとトヨタだ。ポルシェは、12月6日、アール・バンパー、ニック・タンディ、アンドレ・ロッテラー、ニール・ジャニ、ブレンドン・ハートレー、ティモ・ベルハントという来年度のドライバーを発表したばかりだ。

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