魅惑のツインエンジンカー ビンテージレーサーから最新ハイブリッドまで 前編

公開 : 2018.11.24 06:10

かつて、パフォーマンス向上を目的にふたつのエンジンを搭載することが人気を博した時代がありました。ほとんどがその目的を達成することなく姿を消していますが、なかには意外な長命を誇ったモデルや、のちの成功の礎となったモデルも存在したようです。

魅惑のツインエンジンカー 登場順にご紹介

排気量に勝るものはなく、エンジンの数を増やすなど問題外だろう。だが、1920年代には、サーキットとオフロードの双方で、パフォーマンス向上を目的に、ふたつのエンジンを積む方法が人気だった。ほとんどは市販されることはなく、それなりの数を販売したのはわずか1モデルに過ぎないが、それでも、運さえよければ数多くのツインエンジンカーを目にすることができるのだ。

さらに、なぜかこうしたツインエンジンカーは興味をそそる存在であり、今回はわれわれお勧めのモデルをその登場順にご紹介しよう。

GNホーネット(1920年代/1990年代)


特別なビンテージモデルというのは素晴らしい発明品であり、ダンカン・ピッタウェイ作のGNホーネットはまさにその典型といえる。1920年代のシトロエン製シャシーを使い、自宅ガレージで創り出されたこのモデルには、JAプレストウィッチのVツインエンジンに替えて、2基のハーレーダビッドソン製ツインエンジンが搭載され、合計で2.5ℓに達する排気量から、メタノールを燃料に61psを発揮している。

ハーレーのエンジンを選んだのは、現在ではより古いエンジンよりもはるかに安く調達することができるという理由からだった。このグッドウッド・レーシングで好評を博したモデルには、特別なヴィンテージの名に恥じないよう、モーリス、アミルカーとGNのパーツが使われている。最高速は145km/hに達するが、ピッタウェイはコストなど考慮しておらず、販売されることはないだろう。

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