プジョー208ハイブリッドFE公開

公開 : 2013.08.27 12:55  更新 : 2017.06.01 02:15

プジョーは、旧ル・マン・プロトタイプ・レース・チームが開発を進めた208ハイブリッドFEを公開した。

このハイブリッド・モデルは、0-100km/hを8.0秒で走るパフォーマンスを持つ一方、50km/ℓの燃費と49g/kmのCO2排出量を誇る。しかも、この数値は、一般的に効率的に有利とされるプラグイン・ハイブリッドではなく、通常のハイブリッドで達成しているのだ。

レース・チームが昨年の初めに解散された時から、アイディアは生み出されたという。そして大手石油会社であるトタールのバックアップのもと、開発が進められた。

「どんなプロジェクトでも、その目標が現実的でなければならない。」とプロジェクト・リーダー、クリストフ・メアリーは語っている。

「ベースとなった208アクセスの68bhpの1.0ℓVTiエンジン・モデルの燃費を倍にすることが目標だった。このモデルは、23.2km/ℓの燃費と、99g/kmのCO2排出量を持ち、0-100km/h加速が14.0秒だった。」

プジョーは重量の軽減、空力的な修正、そして低抵抗タイヤによってCO2が20g/km軽減されたという。また、ハイブリッド・システムにより更に20g/km、ギアボックスの修正で10g/kmの軽減が図られたという。同様に重量軽減と空力的な修正、低抵抗タイヤによって0-100km/hは2.0秒速くなり、ハイブリッド・システムによって更に4.0秒短縮されたという。

「この208ハイブリッドFEはコンセプト・カーだ。しかし、生産の可能性は大きい。」とメアリーは語っている。

この208ハイブリッドFEは、フランクフルト・モーターショーで一般公開される。

プジョー208FEの10のキーポイント

1. パッセンジャー・スペースやブート・スペースを犠牲にすることなくハイブリッド・システムは納められている。空力的には25%も標準的な208よりも向上している。エアフローの面からすべてのパーツが見直されたからだ。フロント・グリルはより多くの空気を取り入れるが、サイズは小さくされている。また、19インチのミシュランの低抵抗タイヤと、空力的なフラップの取り付けられたホイールが組み合わせられる。ドア・ミラーは後部を映し出すカメラで代用されることになる。

2. リア・トレッドは左右それぞれ20mm、合計で40mmも狭められた。ルーフは後方へ延長され、リア・スポイラーに空気が導かれる。また、フロアはフルフラットだ。

3. ボディはスティール製だが、ベースとなった208の975kgよりも20%ほど軽量化されている。ボディとフロア・パネルはコンポジット・アイテムに変更された結果、ボディ・シェルの重さは295kgから227kgに減らされた。フラット・ベースとドアはカーボンファイバー製で、ボンネットとウイングはカーボン・コンポジットだ。また、ウインドーはガラスの半分の重量であるポリカーボネイト製となる。

4. リア・サスペンションは、グラスファイバー製のリア・ブレードを持つマクファーソン・ストラットに変更されている。そしてその搭載方法は横方向となる。また、標準的なサスペンションにスプリング、ロア・ウィッシュボーン、アンチ・ロールバーも変更される。それぞれ10kgの軽量化に繋がった。

5. エアコンは、効率と重量軽減の面から外された。内部は公表されていないが、ポリプロピレン・ポリマーを使用した結果、標準的なモデルよりも15%軽量化されているとプジョーは語っている。

6. エンジンは1.0ℓ3気筒のキャパシティが1233ccにまで拡大されており、ダイレクト・イグニッションを備えるように変更されている。パワーは68bhpだが、トルクは25%アップの12.1kg-mとなっている。可動部分はすべて手が入れられ、圧縮比は11:1から16:1に、クランクシャフトは硝化鉄、コンロッドはチタン、ピストンはアルミとなっている。ノッキングを避けるためにバルブの直径は拡大され、エグゾーストも再設計された。

7. バッテリーとモーターはル・マン・レーサーから移植されたもの。7kgの電気モーターは、30kWで、100kWのブレーキ・エネルギーを持つ。

8. 0.56kWhのリチウム・イオン電池は、25kgの重さで、シア・シートの下の20ℓの燃料タンクの脇に配置される。インバーターとECUはボンネットの下の納められる。

9. 摩擦抵抗は一般的にエンジン・パワーの20%をロスすると言われている。クランクシャフト、ピストン、ピストン・リング、カムシャフト指示をダイヤモンドのようなカーボン・マテリアルで覆うことによって、その摩擦抵抗を40%軽減している。

10. ギアボックスのベースはスタンダードなモデルのものを使用している。しかし、ケーシングはソリッド・ブロックで、電気モーターへの結合は、ディファレンシャル・クラウン・ホイールで行われる。摩擦抵抗を減らすために、ギアはタングステン・カーバイド・クロムで覆われている。

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