【フラット6搭載】試乗動画 ポルシェ718GTS 官能的な4.0Lユニット

公開 : 2020.05.09 17:50

ポルシェの718ケイマン/ボクスターのGTSが、以前の4気筒ターボを捨て4.0Lフラット6を搭載して生まれ変わりました。GT4やスパイダーと同じエンジンを搭載しながら、より安価に同様の楽しさを味わえます。

もくじ

GT4とほぼ変わらぬ楽しさ
ボクスターならエンジンをさらに身近に

GT4とほぼ変わらぬ楽しさ

今回のテーマはポルシェの新型718GTSだ。ケイマンもボクスターもその見た目はほとんど変わっていないが、不人気な4気筒ユニットの代わりにフラット6を搭載している点が新しい。まずはケイマンGTSでポルトガルのエストリル・サーキットを走ってみよう。

新しいGTSに搭載されるのはGT4のそれとほぼ同じ4.0Lフラット6で、最高出力は400ps、最大トルクは42.9kg-mとなる。これに6速MTが組み合わされ、0-100km/h加速は4.5秒と、GT4に対しわずか0.1秒のビハインドだ。

以前の4気筒は確かに速く効率的であったが、ポルシェらしい官能性に欠けていたといえる。スロットルレスポンスは素晴らしく、自然吸気らしいリニアな加速が得られ、アクセルを踏み込めば7700rpmまで回ってくれるのだ。

シャシーについても基本的にはGT4と共通だが、補強やセッティングの違い、それにタイヤのグリップの差によりわずかにアンダーステアが強めの印象だ。とはいえサーキットでも十分通用するだろう。

もう1つの良い点をあげるなら、GT4よりも1万ポンド(133万円)ほど安価なことだろう。しかも限定車ではないため、ディーラーに行けばいつでも買えるのだ。

ボクスターならエンジンをさらに身近に

次はボクスターGTSに乗り換えて、公道を走ってみよう。GTSらしくステアリングやサスペンションのバランスはサーキットで通用するものだが、公道に舞台を変えてみればスムーズさや洗練性との調和がよくわかるだろう。

こちらも同じ4Lエンジンが搭載されているが、ルーフがないことによりさらに良くそのサウンドが聴こえてくる。中回転域でのパンチこそ以前の2.5Lユニットに負けるが、そのリニアなレスポンスは美しいの一言だ。しかもスパイダーのように頭上のテントの格納に苦戦することもなく、ボタン1つで開閉できるのだ。

ポルシェ718ボクスターGTS
ポルシェ718ボクスターGTS

乗り味もGT4よりカドが丸められ、段差でも歯をくいしばる必要はない。さらに電動アシストのステアリングはとても正確で、必要な情報だけをおだやかに伝えてくれる。フロントのグリップは豊富で、ブレーキも標準の鋳鉄製ながらポルシェらしい豊かなフィールと強力な制動力が魅力だ。

新しいGTSはモータースポーツ譲りの素晴らしいエンジンをミドに搭載し、GT4やスパイダーと変わらない走りをもたらしてくれる。もちろん先代も素晴らしいクルマだったが、6気筒ユニットの採用により完璧の域に達したのではないか。これが6万5000ポンド(870万円)で手に入ると考えたら、まさにバーゲンプライスと言えるだろう。

詳細は動画にてお楽しみいただける。

 
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