【RS登場 1.5L搭載】トヨタGRヤリス、日本ラインナップ判明 3モデルを用意

公開 : 2020.06.02 14:56  更新 : 2021.03.05 18:45

トヨタが、「GRヤリス 日本仕様」のラインナップを発表しました。1.5L直3(120ps)、Direct Shift-CVTを組み合わせた「RS」も登場。全3モデルが用意されました。スペックも明らかに。

GRヤリスとは

トヨタは、新型車「GRヤリス」の日本向けラインナップを発表した。

日本国内では「RZ」に加え、走りを気軽に楽しめる「RS」、競技ベース用の「RC」を設定し、2020年9月ごろに発売する予定だ。

RSプロトタイプ(プレシャスブラックパール)。
RSプロトタイプ(プレシャスブラックパール)。

GRヤリスは、トヨタ・ガズーレーシングWRT(World Rally Team)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や、開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のあらゆる道でも思い通りに操れるクルマとして誕生した。

具体的には、アッパーボディにアルミ素材のエンジンフード、バックドア、ドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用することが挙げられる。

また、軽量化を図りながら空力性能に優れる強固な3ドア・タイプとし、前後のサスペンションの最適化を行うなど、WRCのノウハウを注ぎ込んだ。

なお、生産については、数々のスポーツモデルを造ってきた元町工場に専用ライン“GRファクトリー”を新設。「匠」の技能を有する従業員が、組み立て準備を進めているという。

ラインナップ詳細

日本向けラインナップの特徴は下記のとおり。

GRヤリスRZ

新開発の1.6L直3直噴ターボ(272ps/37.7kg-m)の高出力モデル。卓越した走行安定性、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転の伸びを体感できる。

RSプロトタイプ(プレシャスブラックパール)。
RSプロトタイプ(プレシャスブラックパール)。

多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム“GRフォー”、6速マニュアルに“iMT”を採用。「High performance」には、BBS鍛造アルミホイールとミシュラン・パイロット・スポーツ4Sラジアルタイヤ、前後トルセンLSDを設定。

GRヤリスRS

1.5L直3ダイナミックフォースエンジン搭載モデル。

発進用ギアを追加し、低速から高速域まで力強く走るDirect Shift-CVT、マニュアル感覚で操作できる10速シーケンシャルシフト・マティックのパドルシフトを採用。

GRヤリスRC

競技ベース用モデル。RZと同様の1.6L直3直噴ターボ、スポーツ4WDシステム“GRフォー”、6速マニュアルに“iMT”を採用。走りに必要なモノ以外を極力排除した軽量モデル(DAレスなど)。車重はRZ比で30kg軽い。

RZ/RS スペック

なお、日本国内で先行Web予約を開始している限定モデルの特別仕様車は、マットブラック塗装の仕様を用意。

さらに今回「マーブル柄カーボンルーフ」「エモーショナルカラー・プレミアムスポーツシート」を、メーカーOPとして設定する。

GRヤリスRSの内装。スポーツシートはファブリック。
GRヤリスRSの内装。スポーツシートはファブリック。

また「モリゾウ・サイン」が入ったウインドシールド・ガラスが特別装備される。

GRヤリスRZ スペック(トヨタ測定値)

全長×全幅×全高:3995×1805×1455mm
ホイールベース:2560mm
車両重量:1280kg
エンジン:1618cc直3ターボ
最高出力:272ps
最大トルク:37.7kg-m
トランスミッション:6速マニュアル(iMT)
駆動方式:4WD
サスペンション(前):ストラット式
サスペンション(後):ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:225/40ZR18

GRヤリスRS スペック(トヨタ測定値:RZとの差分のみ)

車両重量:1130kg
エンジン:1490cc直3
最高出力:120ps
最大トルク:14.8kg-m
トランスミッション:Direct Shift-CVT
駆動方式:FF

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