【見逃せないエントリーグレード】M・ベンツ Eクラス・セダン改良新型の評価は? マイルドハイブリッド、E200スポーツ試乗

公開 : 2020.12.15 11:45

メルセデス・ベンツ「改良型Eクラス」に試乗。セダンのE200スポーツというエントリーグレードで、48VマイルドHVを装備しました。「リズミカルな運転を楽しめる」とレポートされています。

もくじ

Eクラスがマイナーチェンジ
どんな感じ?
1.5Lターボ+48VマイルドHV
ヲタク心を掴む 最新MBUX/ADAS
「買い」か?
改良新型Eクラス・セダン スペック

Eクラスがマイナーチェンジ

text:Shigeo Kawashima(川島茂夫)
photo:Keisuke Maeda(前田恵介)

ビッグMCを行った新型Eクラス・セダンには、AMG車を除いても6タイプのパワートレインが設定され、価格レンジも769~1144万円と幅広い。

試乗したE 200スポーツはエントリーに位置、日本市場では最も安価なEクラスということになる。

メルセデス・ベンツのEクラスが9月に改良新型へアップデート。エントリーグレードのE200スポーツを試乗した。
メルセデス・ベンツのEクラスが9月に改良新型へアップデート。エントリーグレードのE200スポーツを試乗した。    前田恵介

MB車の特徴として安定のコスパが挙げられる。

上位グレードは、嗜好的な要素も含めて価格上昇に応じた長所がある。

となればE 200スポーツは、Eクラスの“魅力が薄い”モデルなのか? 試乗印象は、「是」かつ「否」である。

エアサスを採用したクーペのE 300スポーツにも試乗したが、フットワークの質感もパワフルさも一枚上手。価格相応のグレードアップがなされる。

E 200スポーツもまた相応なのだが、グレードダウンしたというよりも、若々しくカジュアルに進化したような印象を受けた。

新しいフロントマスクに負う部分も大きいのだが、乗り味等々も含めて現代的な若々しさを感じさせてくれた。高級車然としたEクラスとは違ったユーザー層への積極的な新たなアプローチは、多いに共感できた。

どんな感じ?

最上級グレードのE 450エクスクルーシブ以外の全グレードにAMGラインエクステリアを標準採用。

上窄まりの台形ラジエターグリルを配したフロントマスクはCLSクラスやSLクラスを彷彿。威嚇感のないダイナミズムが品のよいスポーティを表現する。

メルセデス・ベンツE200スポーツ(セダン/BSG搭載モデル)
メルセデス・ベンツE200スポーツ(セダン/BSG搭載モデル)    前田恵介

フットワークの印象もそんな外観から想像するとおりだ。

サスチューンの硬柔で言えば硬め。アジリティコントロールサスの効果もあって刺激的な突き上げは抑制されているものの、ストロークそのものは抑え気味。

「スポーツ」というグレード名の語感からすれば穏やかにも思えるが、路面感覚も強めであり、大らか、あるいは安楽な快適性を求める特性ではない。

高級セダンとしてはEクラスのベーシックなのだが、ドライバーズカーとしてはまとまりがいい。

低速から高速まで安定した前後輪のグリップバランスと操舵追従のいいラインコントロール性は5m近い全長と1.7tを超える車重を意識させない。

神経質に操舵しなくとも狙ったラインに乗せやすいので、幅員の狭いワインディングも存外に扱いやすい。

乗り心地と操縦感覚の印象が一致。外観と走りの印象も一致。Eクラスのスポーツカジュアル仕様といったフットワークである。

 

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