【ホンダ最後のガソリン車?】新型ホンダ・シビック・タイプR 電動化せず

公開 : 2021.01.13 18:05

ホンダの次期シビック・タイプRは、ハイブリッドやEVなど電動化はされず、ガソリンエンジンのみを動力源とすることが分かりました。電動化を進めるホンダにとって、最後のガソリン車の1つとなるかもしれません。

もくじ

欧州ラインナップは2022年までに電動化
モダンかつスポーティーなインテリア

欧州ラインナップは2022年までに電動化

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

2022年までにラインナップを電動化するというホンダの計画は、高出力ガソリンターボエンジンを搭載する次期シビック・タイプRには適用されない。

2019年後半、ホンダは「欧州における規制、市場、消費者行動の変化」を理由に、全モデルをハイブリッド化または完全EV化する計画を、2025年から2022年に前倒ししたとトム・ガードナー上級副社長は述べている。

目撃されたシビック・タイプRのプロトタイプ
目撃されたシビック・タイプRのプロトタイプ    AUTOCAR

しかし、この計画には、次期11代目シビックのタイプRは含まれていない。タイプRは、ガソリンエンジンのみを動力源とする最後のホンダ車の1つとなるだろう。

「究極の高性能車」タイプRの登場は、米国向けシビック・セダンのプロトタイプの発表会で明らかになった。標準モデルは春に発売され、英国では今年末までに導入される予定だ。タイプRはその数か月後に登場する。

西欧ではセダンよりもハッチバックの方が圧倒的に人気があるため、タイプRは現行モデルのように5ドアをベースにしたものになると予想されている。

フルモデルチェンジによって標準モデルのデザインはマイルドになるものの、タイプRはアグレッシブなスタイリングを採用するだろう。以前目撃されたタイプRのプロトタイプは大型のリアウィングを装着し、現行モデルよりもホイールベースを延長して乗員スペースを拡大しているようにも見える。

モダンかつスポーティーなインテリア

インテリアは質感の向上と、成熟したデザイン、大幅に刷新された車載システムの採用が期待される。スポーツシートやレッドのディテール、特徴的なアルミ製シフトノブなどにより、スポーティーな雰囲気を演出するだろう。

パワートレインは、現行モデルで広く評価されている2.0L 4気筒直噴ターボ「K20C1」にパフォーマンスと燃費向上のためのアップグレードを施して搭載されることが予想されている。

次期シビック・セダンのインテリアのティザースケッチ
次期シビック・セダンのインテリアのティザースケッチ    ホンダ

現行のシビック・タイプRがすでに前輪駆動車の限界に近づいていることを考えると、出力は現在の320psを大幅に上回ることはないかもしれない。しかし、ターボチャージャーのレスポンスとトルク特性が改善される可能性はある。

シャシーの詳細はまだ明らかにされていないが、レイアウトや構成の大きな変更はないものと考えられる。

タイプRの場合、フロントサスペンションは2軸ストラット式が採用され、フロントアクスルのパワーをコントロールするリミテッド・スリップ・デフが搭載されることになるだろう。

リアにはマルチリンクが採用される可能性が高い。アダプティブ・ダンピングが採用されれば、快適性重視やスポーツ走行重視などドライブモードの差別化が図られることになる。

大幅な価格上昇は予想されず、英国では3万5000ポンド(492万円)前後からとなるだろう。