【コンパクトEV導入か?】トヨタ 謎の新型車「X Prologue」登場を予告 3月17日公開予定

公開 : 2021.03.10 20:45

トヨタが小型EVと思われる新型車のティーザー画像を公開。電動SUVのプロトタイプの可能性もあります。

「スモール」が強調された新型EV

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

トヨタは、来週公開予定の次期モデル「X Prologue(Xプロローグ)」のティーザー画像を欧州で公開した。この画像は、トヨタが今後発売するフルEVを予告するものと思われる。

画像には、細くスタイリッシュなLEDヘッドライトのシルエットが写っており、それがクローズドのフロントエンドを横切るように配置されていることから、X PrologueがEVであることがわかる。また、比較的短く見えるボンネットもEVの特徴を表している。

トヨタが公開した「X Prologue」のティーザー画像
トヨタが公開した「X Prologue」のティーザー画像    トヨタ

この新型車は、3月17日に公開される予定だ。この画像に添付されたプレスリリースの見出しは「X Prologue – “a small” preview of what’s next」となっており、「a small」の周りにわざわざ引用符が使われていることから、コンパクトなモデルであることが示唆されている。

トヨタは昨年、欧州市場に焦点を当てた、RAV4と同サイズの新型電動SUVを2021年に発表すると発表している。このSUVは、トヨタの新しいEV向けプラットフォーム「e-TNGA」を採用した最初のモデルとなる。

トヨタ・ヨーロッパの製品開発責任者であるアンドレア・カルッチは、このSUVを発表した際に、今後よりコンパクトなモデルが続くことを示唆した。

来週公開されるX Prologueが、将来のEVのデザイン路線を予告する一般的なデザインスタディなのか、それとも近々発売される電動SUVのコンセプトモデルなのかは不明だ。

トヨタは、スバルと共同開発したe-TNGAプラットフォームをベースに6車種のBEVを計画している。このプラットフォームは、全長やホイールベース、シングルモーターやツインモーター、ドライブトレインのレイアウト、バッテリーの容量など幅広い選択肢に対応することができる。

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