【すぐに乗れる】マクラーレン・クオリファイド 認定中古のメリットとは オートモビル・カウンシル2021

公開 : 2021.04.10 19:35  更新 : 2021.10.11 10:54

オートモビル・カウンシルのマクラーレン・ブースには「認定中古車」が登場。イベントの主旨に合わせて4台の車両が持ち込まれました。

認定中古車の浸透が目的

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

今年で6回目の開催となる「オートモビル・カウンシル」。初回から欠かさず出展し、幾度かはニューモデル発表の場に選んできたのがマクラーレン・オートモティブである。

そのマクラーレンは、現在開催中のオートモビル・カウンシル2021において、これまでとは異なるアプローチで出展し目を惹いた。

マクラーレン日本法人のブース(オートモビル・カウンシル2021)。
マクラーレン日本法人のブース(オートモビル・カウンシル2021)。    上野和秀

ブースに並べられたのは、MP4-12Cスパイダー650Sクーペ/スパイダー、600LTスパイダーという4台のモデルたち。

そして、この4台はマクラーレンの認定中古車である「マクラーレン・クオリファイド」だったのである。

その意図をマクラーレン・オートモーティブ・アジア日本代表の正本嘉宏氏に聞いてみることにした。

「このイベントはヘリテージカーが主役ですので、新たな試みとしてマクラーレンの歴史を刻んできたモデルたちを前面に出してみました」

「2019年に認定中古車の拠点として、マクラーレン・クオリファイド東京を開設してから、認定中古車が好調に推移しています」

「そこで今回のオートモビル・カウンシルでは、“マクラーレン・クオリファイド”をより浸透させるために代表的なモデルを持ち込むことにしたのです」

クオリファイドのメリットとは

ここで、マクラーレン・クオリファイドのプログラム内容を説明しておこう。

マクラーレン・クオリファイドは、マクラーレン社が定める厳しい基準に従い、徹底的なボディワークとメカニカル部分の点検と厳格な車両点検が実施される。これらの点検整備はマクラーレンの教育を受けた熟練のメカニックが担当し、交換が必要な場合はマクラーレン純正パーツのみを使用して行われる。

ブースには4台の「マクラーレン・クオリファイド」車が展示された。
ブースには4台の「マクラーレン・クオリファイド」車が展示された。    上野和秀

こうして完璧なコンディションに戻されたクオリファイドカーには、最低1年間の認定中古車保証とロードサイド・アシストが付帯し、万全のサポート態勢でマクラーレンを楽しめるのだ。

ここで正本氏が、マクラーレン・クオリファイドの隠れたメリットを語ってくれた。

「マクラーレンに興味を持たれ、初めて乗られる方にはマクラーレン・クオリファイドをお勧めします。価格もこなれていますので、マクラーレンの世界に入り易いかと思います」

「もう1つのメリットは即納できることです。新車ですとオーダーから納車まで約半年待つ必要があります。コロナ感染症の影響でファクトリーも完全に復旧していませんので、多少納期が伸びる可能性も考えられます。欲しい時にすぐ乗れることは見逃せない利点といえます」

「また、新車をオーダーされたお客様が、納車されるまでの間にマクラーレン・クオリファイドの車両で楽しまれ、新車が届いたら下取りされるという例もあります」

マクラーレン・クオリファイドは単なる認定中古車という存在だけではなく、すぐにマクラーレンの世界を安心して楽しめるという役割を担っていたのである。

オートモビル・カウンシルが開場すると、色とりどりのクオリファイドカーが並べられたマクラーレン・ブースは、来場者から熱い注目を集めていた。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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