ジャガーXEのテクニカル・シークレット

公開 : 2014.03.14 23:40  更新 : 2017.06.01 02:13

来年販売が予定されているジャガーの新しいコンパクト・サルーン、XEは、プレミアム市場に位置するライバルに対抗するために、オール・アルミニウムのプラットフォームと、非常に効率的なエンジンが採用されることとなっている。

プロトタイプではまだ深いカモフラージュがされた上でテストが繰り返されているが、先日行われたジュネーブ・モーターショーで、BMW 3シリーズとメルセデス・ベンツCクラスのライバルとなるXEのネーミングとアーキテクチャーが初めて公開された。

XFのひとつ下のラインナップとなるXEは、世界的にも急成長しているグローバル・コンパクト・カー・マーケット向けのクルマだ。競争力を持つために、£29,000(490万円)からという価格が付けられ、ハイテクのアルミニウム・プラットフォームと、ジャガー・ランドローバーで開発されている “インゲニウム” とネーミングされた新しい4気筒エンジンを搭載する。

新しいXEのいくつかの技術的なハイライトを以下に述べよう。

スケーラブルな設計
JLRの新しいiq[Al]アーキテクチャーがその中心となる。スケーラブルなアーキテクチャーで、デザイン責任者、イアン・カラムはこのプラットフォームが将来的に多くの車両に使用されることになるとコメントしている。おそらく、そのラインナップには、C-X17 SUVやXFが含まれることになるだろう。「非常に柔軟なアーキテクチャーであり、その使用範囲は広い。1つのモデルのためのアーキテクチャーではない。」とカラムは語っている。しかもこのアーキテクチャーはRWDのみならず、4WDにも対応が可能である。

未来を見越したプラットフォーム
XEのプラットフォームは、鋳造のアルミニウムが使用され、その接着には航空宇宙の世界で使用されている接着剤とリベットが使われる。コンポーネンツに接着剤とリベットが使われるということは、将来的に一部のパーツを例えばカーボンファイバーのような別のマテリアルを使用することも可能だということを意味する。

効率的なエンジン
新しい “インゲニウム” エンジン・ファミリーは、2.0ℓ4気筒が基本だが、これまでのJLRのエンジンのラインナップの中で最も柔軟性を持つとされている。「プレミアムで、軽量で、低摩擦で、低公害の4気筒ディーゼルおよびガソリン・エンジン」であるという。現在、英国中部のJLR工場では、生産がスタートする直前の段階となっている。このエンジンは100g/km以下のCO2排出量でありながら、300km/hのトップスピードを出すことも可能だという。また、400ps以上を発揮するハイ・パフォーマンス・バージョンも計画されている。組み合わせられる過給器は、シングル・ターボ、ツインターボ、コンバインド・ターボ、そしてスーパーチャージャーまで多種多様である。

サスペンション
ジャガーはジュネーブ・モーターショーでXEのフロント・サスペンションのイメージを公開した。それは次世代のXFにも採用される軽量アルミニウム製のダブル・ウィッシュボーンだ。

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