【旧キャンプ場で新旧乗り比べ】正式発表前に試乗 ビッグマイチェン「スバル・フォレスター」

公開 : 2021.08.07 05:45

ビッグマイナーチェンジを遂げるスバル・フォレスター。スバル里山スタジオでマイチェン前後モデルを乗り比べました。

フォレスター試す スバル里山スタジオとは?

text:Kenji Momota(桃田健史)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

フォレスターのイメージが、また大きく変わった。

スバルは2021年6月14日、フォレスター大幅改良モデルを初公開すると同時に国内スバル販売店での先行予約を始めた。正式発表は8月中を予定している。

スバル・フォレスター
スバル・フォレスター    桃田健史

プレスリリースには、フロントマスクやアルミホイールのデザインを刷新、足まわりを改良、そして新世代アイサイトを搭載したとの記載がある。

そんな改良点を実感するため、千葉県房総半島のスバル里山スタジオを目指して、大幅改良前の現行フォレスター・スポーツを走らせた。

スバル里山スタジオは、スバル本社広報部が、スバル車の使用シーンをイメージする広告宣伝を目的として、メディア関係者による撮影や試乗をおこなうための拠点だ。

正式オープンは2021年8月16日だが、6月中旬以降にフォレスター大幅改良モデルの取材を皮切りにプレオープン期間となっている。

スバルといえば、アウトドアのイメージが強いブランドだが、自社でこうした施設を整備したことに、他の自動車メーカー関係者も驚きを隠せないようだ。

例えば、ホンダはツインリンクもてぎに、グランピングなど一般ユーザー向けのキャンプ場などが併設されているが、スバル里山スタジオはこうした既存施設とは雰囲気がまったく違う……。

他メーカーも驚き キャンプ場整備したスバル

スバル里山スタジオは、鴨川市の中山間地域にある。

東京方面からだと、館山道などの南下して一般道を通るルートで渋滞がなければ片道1時間半ほどで到着する距離だ。

スバル・フォレスター
スバル・フォレスター    桃田健史

周囲は、嶺岡山系と呼ばれる標高400メートル前後の小高い丘陵が連なっている地形で、平安・奈良時代から馬の飼育がおこなわれ、江戸時代になると本格的な馬牧が切り開かれ場所「嶺岡牧(みねおかまき)」としてその名を歴史に残している。

そうした中山間地域に、鴨川市が運営する嶺岡キャンプ場があったが入場者数の減少などで平成27年に閉鎖された後、地元の細野地区の住民が自主管理してきた。

これをスバル広報部が借り入れ、広報部員自らが地元の方々と協力しながら、伐採や地盤の整備などをコツコツとこなし、メディア関係者を迎え入れる準備を進めている。

現地には、ナンバープレートがない状態のフォレスター大幅改良版Xブレイクが保管されていた。

地元鴨川警察の許可を経て、この状態で敷地内を撮影目的として走行することが許可されている。

では、早速新旧フォレスターの差を確認するべく、スバル里山スタジオ内にある平坦地で2台を並べてみた。

すると、なるほど大きな違いがあることが実感できる。

関連テーマ

おすすめ記事