ニュー・アウディR8

公開 : 2012.02.06 18:02  更新 : 2017.06.01 00:54

アウディは第2世代のR8を、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェといったスーパーカーのジャンルで完全に対抗させるモデルにするつもりだ。そのため新しいR8には、アウディの製造、エンジニアリング、エアロダイナミクス、エレクトロニクスにわたる全ての先進技術が盛り込まれる。インゴルシュタットのアウディ本部で今まさに開発が行われているニューR8は、2014年の第3四半期にクーペが、そして2015年の第2四半期にロードスターが英国で販売される予定だという。

オートカーのイラストレーターが書いた予想イラストを見て欲しい。

エンジンは、4.2リッターV8と5.2リッターV10が計画されている。第1世代のR8のものをベースにしたもので、より大きなパワーと燃費の工場という2つの目標が達成されるというもの。V10エンジンは、550bhpのパワーを発揮し、9.1km/lの燃費を7速デュアルクラッチ(8月のモスクワ・モーターショーで登場する予定の現行モデルからマイナーチェンジされたもの)と共にマークする。

またGTモデルへのフォローアップ計画も継続される。それはボディの軽量化と580bhpバージョンの5.2リッターV10エンジンの搭載によってなされる。458スクーデリア、次世代のガヤルド・スーパーレジェッラ、ポルシェ911GT3のライバルになるR8GTだが、その登場は2016年まで待たなければならないだろう。

ルックス

アウディの技術的看板の要素も大いにあるため、ニューR8は新世代のデザインでなくてはならない。その要素は、新しいR8クーペ/ロードスターと基本構造を同じにするE-トロンと呼ばれるEVとも共有する。基本的には、今日のR8と同じコンセプトで、アルミの主構造、長いホイールベース、広い2シーター・キャビン、ミドに搭載されるエンジン、そして4輪駆動などはそのままだ。見た目は大きく変わりないかもしれないが、新しいR8(コードAU724で内部的には呼ばれている)は、綺麗なシート設計がされている。

軽量化

新しいR8は1500kgを切るための軽量化プログラムがキーとなる。それは、レーダー・コントロールされる衝突回避装置も含め、アクティブ、パッシブ含めて安全性能を高めた上で60kgの減量を果たすということだ。エンジンは、LB724というコードネームで開発され、R8のほぼ1年前の2013年に発表されることになっているニュー・ガヤルドと同じだ。この両者において、ある程度、構造体の共通化を図ることも考えられている。カーボンファイバーとアルミによるモノコックもそのひとつである。そして、そのモノコックが198kgであることをオートカーは掴んでいる。それは、今日のR8に使われているアルミ製のものより24kg軽い。アウディは新しいR8に、トランスミッショントンネル、フロア、リアのバルクヘッド、そしてBピラーなどに合計28.1kgのカーボンファイバーを使っている模様。残りの169.9kgがアルミで、特許を取得したエポキシ・レジンによって接着がなされる。アウディでは、ポルシェ911ターボのモノコックの重さは、鉄製なので324kgと計測している。

類似した構造を持ってはいるもののR8とガヤルドとは異なるホイールベースを持つ。R8は、シート後ろの収容スペースを大きくとっているために、ガヤルドより30mm長くなっている。従って、ランボルギーニのモノコックは更に3kg軽い195kgになるという。

新しいエンジン

ノーマルアスピレーション90度のV8 4.2リッターとV10 5.2リッターが用意される。このエンジンは、フィルターや排気ガスの複雑なリサイクル処理を行わずとも、来るEU6排出ガス規制をクリアしそうだという。可変式のインレット・チャンバーや、より高効率の直噴などでカバーできるのだという。

何も公式なものはないが、V10は550bhp、V8は450bhpを発揮すると想像する。現行の20bhp、25bhpアップである。

そして他の最近のアウディ同様、燃料節減処置も組み込まれる。オートマチック・ストップ・スタート、ブレーキ・エネルギー回生装置などだ。

ターボチャージ・ユニットを搭載しなかったのには、アウディの関係者がこう語っている。「現在のエンジンが成功しているので、それを引き継ぐべきだと思った。スロットル・レスポンスはもちろん、自然な回転とともにあがるパワーとサウンドなどがそれだ」と。

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