車中泊は新型アトレーで 軽キャンパーに充実のADAS ミニチュアクルーズが進化 JCCS2022

公開 : 2022.02.17 21:05  更新 : 2022.02.17 21:25

新型ダイハツ・アトレーのキャンピングカー、早くも登場! ジャパンキャンピングカーショー2022「岡モータース」のブースで、実車を取材しました。

早くも登場 フルチェン版がベース

岡モータース(香川県高松市)がリリースしている「ミニチュアクルーズ」に、新型ダイハツ・アトレーベースのニューモデルが登場した。

17年ぶりにフルモデルチェンジされた新型アトレーといえば、4ナンバー化されたことがトピックで、年々高まる安全・安心へのニーズに応えるため、軽商用車でありながら全車速追従機能付きACC、レーンキープコントロールを設定している。

岡モータースの「ミニチュアクルーズ meets アトレー」。撮影車両は、ベースが新型アトレーRS(上位グレード)なので、ACC、LKCも装備。アトレーXがベースの場合も衝突回避支援ブレーキなどは標準で搭載する。
岡モータースの「ミニチュアクルーズ meets アトレー」。撮影車両は、ベースが新型アトレーRS(上位グレード)なので、ACC、LKCも装備。アトレーXがベースの場合も衝突回避支援ブレーキなどは標準で搭載する。    高桑秀典

キャンピングカーは素晴らしいロケーションを求めてロングドライブをする機会が多いが、新しくなったアトレーは、長時間の高速走行時におけるドライバーの疲労を軽減してくれるのだ。

また、FRレイアウトの軽キャブオーバーバンとして初めてFR用CVT(新開発)を採用し、走行性能が向上している点も注目ポイント。力強い発進、長時間の運転も快適で疲れにくい静粛性、そして、優れた燃費性能を誇っている。

ミニチュアクルーズ・シリーズは、これまでにスズキエブリイホンダNバンをベースとした2モデルがリリースされ、グッドデザイン賞を受賞したことでも知られている。

アトレーベースの新型は、それらに続く第3のモデルだ。

軽キャンパーならではのコンパクトなボディを活かし、日常の足にも遊びにも気軽に使える点を特長としており、大人の上質空間を有している。

内装は? ドア/収納/ベッドについて

新型アトレーベースのモデルにも、ミニチュアクルーズならではの遺伝子が完全移植された。

そのカタログには「新しい箱との出逢いから、新しい航海の旅はじまる」と記されている。装備品リストを眺めているだけで、気分が高揚する。

ベッドのサイズは、長さ1820mm×幅1010~1240mm。60mmもあるベッドマットの厚さに注目。就寝定員は2名だ。
ベッドのサイズは、長さ1820mm×幅1010~1240mm。60mmもあるベッドマットの厚さに注目。就寝定員は2名だ。    AUTOCAR JAPAN編集部

インテリアでポイントとなるのは、高硬度メラミン&軽量芯材家具を採用していること。従来比30%の軽量化を達成している。高強度組み家具工法で仕上げており、走行中の家具のストレスを軽減している点にも注目したい。

また、アトレーベースの新型は、ターボ車でもベッド下(後席の足元)に収納スペースが確保されており、使い勝手がいい。

さらに、キャンプ時など、手がふさがった状態でもドアの開・閉が便利なワンタッチ開閉の両側パワースライドドアや、両側スライドドア・イージークローザーなどもクラス初採用。

ベッドサイズは、長さ1820×幅1240(フロント)/1010mm(リア)。ベッドマットは、60mm厚の3層構造ウレタンで、2人でゆったりと眠れる大きなベッドスペースが確保されている。

乗車定員は4名、就寝人数は2名だ。

ポップアップ機構付きのリアガラスは、車中泊時などに換気がしやすいのでいまの時代にぴったりだが、岡モータースとしては“ここが改善ポイント”と捉えており、今後、網戸を装備した新型アトレー専用のリアガラスを用意するかもしれないそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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