「レクサスUX」の走りが進化! マイナーチェンジ車が発売 価格/内装/特別仕様車を解説

公開 : 2022.07.07 13:33  更新 : 2022.07.07 16:36

レクサスUX(日本仕様)がマイチェン。高級ブランドの小型SUVは、どのように進化したのか、走り・装備の進化と2つの特別仕様車を解説します。

ハイブリッド仕様/ガソリン仕様を改良

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

7月7日。レクサスはSUVモデル「UX」の日本仕様をマイナーチェンジして、「UX250h」「UX200」として発売した。

レクサスのSUVラインナップは、大きいサイズのモデルから「LX」「RX」「NX」「UX」と揃っており(BEVのRZを除く)、UXは最もコンパクトなクロスオーバーSUVとなる。

改良新型レクサスUX(2018年の特別仕様車に使われたカラー、ソニッククロムが全車で選べるようになった)
改良新型レクサスUX(2018年の特別仕様車に使われたカラー、ソニッククロムが全車で選べるようになった)    レクサス

現行世代が初代にあたり、「クリエイティブ・アーバン・エクスプローラー」をコンセプトに、新たなライフスタイルを探求するきっかけ「CUE」となることを目指し、2018年に発売された。

以来、2022年5月末時点で80以上の国・地域で累計約25万台を販売している。ハイブリッドモデルやバッテリーEV(BEV)といった電動モデルを拡充し、電動車の比率はグローバルで約80%を達成しているという。

レクサスの世界戦略モデルの1台であるUXは、じつは今年の5月にここで扱うマイナーチェンジ・モデルが既にワールドプレミアされている。その時点で「日本仕様の発売は、2022年の夏ごろを予定」とアナウンスされており、今回、予定どおりに日本仕様が発表されたというわけだ。

では、レクサスのラインナップの中で電動化を牽引するモデルであるUXの概要を紹介していこう。

新ボディカラー/内装の変更について

今回のマイナーチェンジは、見た目よりも中身を重視した内容といっていいだろう。

したがって、エクステリアは基本的に大きくは変わっていない。タフな力強さを強調する厚みのあるボディと、俊敏な走りを想起させる張り出したフェンダーが特徴のエクステリアはそのままだ。

改良新型レクサスUXの前席内装。12.3インチのタッチディスプレイを全車に標準設定した。
改良新型レクサスUXの前席内装。12.3インチのタッチディスプレイを全車に標準設定した。    レクサス

ただし、ボディカラーには強い陰影により造形を際立たせるソニックイリジウムを新規設定。また、2021年8月に発売した特別仕様車「Fスポーツ・スタイル・ブルー」に専用設定していたソニッククロムを全モデルに設定した。

インテリアでは、ユーザーの利便性向上のため、マルチメディアシステムやコネクティッドサービスを刷新した。

大型化&高解像度化した12.3インチのタッチディスプレイを全車に標準設定するとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。

Gリンク機能を拡充して日常使いに即したサービスを提供したり、OTAアップデートによるマルチメディアシステムの最新化により、ユーザーのライフスタイルに寄り添っていく。

さらに、ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インパネおよびコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化し、充電用USBコネクター(タイプC)をコンソール前方に2つ新設するなど、使い勝手を向上している。

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