ランボルギーニ「SC63」発表! 最高峰の耐久レースを闘うHVマシン、モータースポーツ部門幹部が語る

公開 : 2023.07.13 17:48  更新 : 2023.07.14 13:55

伊ランボルギーニが、ル・マン24時間/デイトナに参戦するLMDhマシンの姿を明かしました! ドライバーにはグロージャンやクビアトの名前も。同社幹部にインタビューをしました。

「LMDh」参戦のプロトタイプ公開

今年2023年が創立60周年にあたると同時に、そのモータースポーツ部門、「スクアドラ・コルセ」の誕生から10周年を迎えるアニバーサリー・イヤーのランボルギーニ

スクアドラ・コルセはこの10年間、カスタマー・レース部門として、またワンオフ・カーの製作などに積極的に携わり、市販車をベースとした耐久レースのGTカテゴリーに参戦し、複数の優勝を手にしてきた。デイトナ24時間の3連覇、またセブリング12時間の2連覇などは、その最も象徴的な戦歴の1つといってよいだろう。

ランボルギーニSC63(プロトタイプ)
ランボルギーニSC63(プロトタイプ)    AUTOCAR

そのスクアドラ・コルセが、新たに世界のトップ・カテゴリーの1つである、「LMDh」に参戦することが明らかにされたのは2022年のことだった。

LMDhは、北米のスポーツカーレース、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(WTSC)のトップクラスを担うカテゴリーで、これはLMHマシンがトップクラスとなるFIA世界耐久選手権(WEC)とともに耐久レースの2大タイトルとして知られる選手権。

ただしLMDhとLMHの両マシンは、各々の選手権に参戦することが可能で、それがWTSCとWECの両シリーズをさらに白熱させることになる。

今回はそのWTSCにLMDhマシンを新規に投入するランボルギーニのスクアドラ・コルセを率いるジョルジオ・サンナ氏に、2024年に迫ったWSTC、そしてWECへの参戦に関しての最新情報を、短い時間ではあったが伺うことができた。

ジョルジオ・サンナが語る「SC63」

現在開発の最終段階にあると噂されるマシンの名称は「SC63」。

SCとはスクアドラ・コルセを、また63とはランボルギーニの創立年を表す数字であることは、ランボルギーニのファンには一瞬で理解できるところだ。

ランボルギーニSC63(プロトタイプ)
ランボルギーニSC63(プロトタイプ)    AUTOCAR

ーー現在のSC63の開発状況に関して教えてください。

「8月にサーキットでのテストを始める予定で開発が進んでいる段階です。そのテストは8月に始まり、12月には終了するでしょう。マシンの開発のみならずホモロゲーションに関しても同様です」

「現在はイタリア国内でテストを続けています。風洞実験によるエアロダイナミクスや、パワートレインのシミュレーションなどがメインのプログラムです。サーキットでのテストの前に全体的なシミュレーションを行うことは非常に重要で、その後我々はホームサーキットのバレルンガを始め、イモラやスパ、ポールリカールなどでテストを行うことになる予定です。12月にはIMSAと協力してデイトナでのテストも実現することになると思います」

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

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