中国の新ブランド、クォロスの初のモデルをスクープ

公開 : 2012.07.07 15:13  更新 : 2017.06.01 00:59

このコンパクト・サルーンは中国のブランド、クォロス(QOROS)の最初の作品だ。現在、コードネームC11と呼ばれているこの4ドア・サルーンは、来年、中国と西ヨーロッパで発売されることとなっている。

オーストリアの拠点を置くマグナ・シュタイアによって開発されたC11は、現在、南スペインでテストが行われている。

ちなみに、クォロスは、中国とヨーロッパにアピールするクルマを造るために、昨年中国の奇瑞汽車(チェリー自動車)とイスラエルの会社によって造られたメーカーである。

サルーンに加えてハッチバックの計画もあり、さらにSUV、ハイブリッドと電気自動車も計画されているという。

クォロスは元フォルクスワーゲンのフォルカー・ステインワッシャーを中心に、ミニのチーフ・デザイナーだったガート・ヒルデブランドなどが参加している。

C11は、トヨタカローラホンダシビック、フォルクスワーゲン・ジェッタのライバルと見られているが、ステインワッシャーは昨年、AUTOCARにこう語っている。

「われわれには単純な競争相手はいない。というのも、少しばかり違うやりかたで生産にあたるからだ。われわれはヨーロッパ・メーカーほどパフォーマンス・サイドではないし、日本メーカーよりもエモーショナルな存在だ。それによって異なる市場を形成するのが目標だ。」

クォロスは親会社である奇瑞汽車からの1.6リッター・ガソリン・エンジンと、1.4リッター、1.6リッター、2.0リッターのディーゼル・エンジンを搭載する。

C11は、2014年の最終四半期のモーターショーで発表される。クォロスの計画だと、2016年までにその販売の40%を中国からの輸出にしたいと考えている。

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