アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スプリント1.4マルチエア

公開 : 2014.11.05 23:50  更新 : 2017.05.29 18:24

■どんなクルマ?

最近フェイスリフトが行われたアルファ・ロメオ・ジュリエッタに追加されたのが、150psの1.4ℓマルチエア・ガソリン・エンジンを搭載するモデルだ。既存の120ps1.4ℓと172psの1.4ℓマルチエアの間にある大きなギャップを埋めるべく設定されたモデルで、1954年に登場したモデルと同名のジュリエッタ・スプリントというネーミングが与えられている。

ジュリエッタは、アルファ・ロメオが、小型ではあるがハイ・エンド志向のスペシャリストとしての変貌を遂げる最初のモデルとなったもので、オリジナルのスタイルは非常にキュートなものだ。このジュリエッタ・スプリントも、その可愛らしさはそのままに、172psの1.4ℓマルチエアをディチューンしたエンジンを搭載する。

スプリント専用の装備としては、ブラック・アウトされたドア・ミラーとドア・ハンドル、ポリッシュ・グレーのセクシーなアロイ・ホイール、ディフューザーを備えるリア・バンパー、サイド・シル・エクステンション、プライバシー・ガラス、そして幾つかのスプリントを示すバッヂだ。また、インテリアは、柔らかい素材が使用されたダミーのカーボンファイバーのトリムが施され、アルカンタラのシートとスポーツ・ステアリングが装備される。

実際には、150psのエンジン以外は、大きな違いはないといってもよいだろう。

■どんな感じ?

ベスト・アルファと呼ぶに相応しい宝石のようなエンジンが搭載されている。滑らかで、高回転までまわり、活発で、昔のジュリエッタを彷彿とさせるようなバック・グラウンド・ノイズを奏でる。

レブ・リミットはそれほど高回転でもない6500rpmだが、ターボ・パワーは2200rpm付近からパワーを発揮する。事実、このマルチエア・ユニットが力不足を感じさせることはほとんどといってよいほどない。

また、6速のマニュアル・トランスミッションとの組み合わせも絶品で、正確なギア・チェンジによってシフト・アップやシフト・ダウンを促してくれる。

サスペンションは静かで印象的。アルファ・ロメオは、ラウンチ時から特に改良をしていないというが、騒音も少なく、しなやかで、そして愉しい足まわりだ。鋭利なショックには鈍いサウンドと共に振動を伝えるが、これもオプションの18インチだからそう感じただけで、スタンダードの17インチであればさしたる問題にはならないだろう。

ターンインはかなり敏感で、グリップは高く、しかも限界付近でも挙動もスムーズだ。見事にチューニングされたESPと、Q2エレクトリック・ティファレンシャル、そしてハードにセッティングされたシャシーとのバランスは非常に良い。粗暴な挙動は一切なく、満足のいくものだ。

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