屋外保管のクルマはパッドの張り付きにご注意
レッドポイントの赤座です。
こんな経験ありませんか?雨降りが続く中、野外保管の車を動かそうとした際に、パッドがロータに張り付き、動力を加えた際に「バキッ」という音と共に張り付きが剥がれるという状況です。
雨による湿気から、ブレーキディスク表面に錆びが発生し、その錆びがパッドの隙間で育つことによりパッドの摩材に含まれる金属質と結びつき、張り付きが発生するのです。
今回の内容は、張り付き具合が酷かった様で摩材の一部がロータ側に残ってしまいました。その後は、えぐれてしまったパッドで走行する事になりますから、ロータに対しての当たりが不均一になります。今回は早めに対処を行い、変なクセが定着する前に改善できました。
写真左は問題の発生したブレーキパッドの摩材表面中央部におかしな痕跡が確認できます。この部分がロータ側にえぐり取られた箇所です。つまり、この部分はロータに対して当たらない、という事になります。
右はその部分を面出し修正した後のものです。新品のパッドの様な肌になりました。
ロータへの当たりが不均一な場合、色々な原因が考えられます。ブレーキは重要部品のひとつです。気になることは何なりとご相談下さい。