アルファ4Cの4輪アライメントを施工しました
レッドポイントの赤座です。
今回は、ブレーキパッドの交換を行ったアルファ・ロメオ4Cに、当社の得意とする4輪トータルアライメント作業を行いました。
始めてアライメント作業を行うクルマの場合、当社としてもデータのノウハウが蓄積されていませんので苦戦します。そこで、まずは当社の基本に忠実なアライメント作業を施します。
まずはボッシュSDLテストを行います。このテストは入場車両全車でチェックしています。これによりサスペンションの状態や、サイドスリップ値、ブレーキシステムの不具合など、目視の前により具体的な結果を数値化することが可能です。
次にリフトアップし、タイヤ全数のエアーを窒素ガスに入れ替えます。その後適正空気圧に調整してアライメント作業がスタートします。タイヤ内部を痛めないというメリットのある窒素ガスですが、弊社では無料にてチャージを行っております。
各部の調整に入る前にまずはブッシュのストレス抜きを行います。これは車両が接地した状態(1G)で各部のボルトを緩めます。そうすることにより、サスペンションアームの角度がリセットされ、ブッシュに与えられた無理な力が抜けます。
その後に各部の調整作業を開始します。調整箇所が豊富なのはさすがリアルスポーツカーですね。最終的にはフロントのトーアウト、リアのトーインの特性はそのままに、全体的に転がり抵抗を減らし、かつ危険でないハンドリングをイメージしたデータにしてみました。
絶対数の多い車種ではないため、本当にノウハウを蓄積するには多くの台数を施工する必要がありますが、4C特有の改善点が数多く存在することも確認できました。