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ダイハツ・ハイゼットのATコンピュータ修理 樹脂が流し込まれていて普通は修理不能


羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。

当社のブログで以前にダイハツ・アトレー/ハイゼットのオートマ・コンピュータの修理記事を見て、
群馬県の整備工場さんから修理のご依頼をいただきました。

お客様ははじめ地元のECU修理業者さんに相談したそうですが「樹脂が流し込んであるコンピュータ・ユニットなので修理はできない」
と断られたそうです。ユニットのケースも非分解になっており、仮に修理しても保証できないため、
専門業者様にはお断りされるのが普通です。
 
 


しかし、当社ではハンダ付けが困難になっているこのコンピュータの基板上の部品のハンダ密着性を良くする方法を編み出し、
今までパジェロミニなどで同様のアイシン製ATコンピュータの修理を手がけてきました。もちろん当社でも保証はできませんが、
新品を購入するよりも安価にご提供しているため、そのことをお客様にご理解いただいた上で作業しておりますので、
現在のところクレームはいただいておりません。

そういった事情をご説明したところ「いずれにせよ新品は高額な上にすでに生産も終了しているので、お願いします」
ということで、故障したコンピュータを送っていいただきました。
 
 



届いたハイゼットのアイシン製ATコンピュータは見た目はパジェロミニのものと全く一緒ですが、ダイハツとミツビシ用では
互換性はなく、以前にダイハツにパジェロミニのものを付けても上手く動かなかったので、現物を修理いたします。
 
 




到着したコンピュータユニットを切開すると、一見コンデンサーはパンクしていないようですが、ダメになっているので交換しました。
今回交換したコンデンサはこの5個。比較用の5円玉と比べるとその小ささがわかっていただけるでしょう。
完成した製品と請求書を梱包し、群馬県へと送り出しました。修理品の到着から発送までの所要時間は12時間以内でした。
 
後日先方より「取り付けて試乗してみましたが、直りました!」とのご連絡が。大変お喜びいただけました。
この度はありがとうございました。

羽鳥鈑金塗装工業所

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