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足廻り交換と錆のカンケイ 新車1000kmで出てくる錆と戦う?

羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。
クルマ大好き変態野郎たちの永遠の課題といえる『錆』。
今回はフレームではなく、足廻りのパーツの錆の件です。
 


運転席側のフロント部の足廻りを修理中のこのクルマ
 


こちらは交換前のダメージを受けた足廻りの画像です。
部品に少し錆が出ているのがおわかりでしょうか?
 


これらのパーツを交換していくのですが、
実はこのクルマ、まだ新車から1000kmほどしか走っていないのです。

足廻りの部品の錆止め処理なんて、基本的には必要最小限。
錆びて足廻りが取れちゃうなんて、相当な年月が経たないとありえませんし、
実際に起こることはまずありえません。 それよりも重要視されるのは精度。
部品の接合面に色なんか塗っちゃうと、後々ネジの緩みなどの原因にもなりかねません。
多少の錆よりも安全を重視。それが普通のメーカーの考え方です。
 


だから、そんなパーツは、厳重なる防錆処理が施され、
部品として出荷されますが・・・


この袋を破って中から新品のパーツを取りだした瞬間から腐食が始まるのです!


でも、そんなのメーカーにすれば問題のないことなのです。
とはいえ、新車1000kmでコレ・・・でも仕方がないですね

って、それで済まされないのが、当社を訪れる『ひとつだけの花』なお客様の多く・・・
そうです、その『花』を咲かせるのが私のお仕事。やりましょう、咲かせてみましょう・・・
 
 


で、ちょっと時間があったので軽く錆止め塗装しておきましたよ。
袋から出したばかりと比べると、艶感が違うのがわかりますね。


こちらはハブベアリング。
これも鉄がむき出しで防錆処理は一切行われていないので


施工後。とはいえ、簡単にですよ。
でもこれが一日、二日・・・と時が過ぎていくと、違いが出てくるはずです。
 


そんなパーツを組み付けていき


今回は片側の事故での交換ですが、ゴメンナサイね、この先左右で錆の具合が違うかもしれない・・・
でも、作業ついでに少しでもできることがあればね・・・クルマのためにも・・・
 
 


そして、交換されて不要となったこの部品。
そのまま捨ててしまうのはもったいない。
新車1000kmの部品。すでに錆が出ていますが・・・
 



こうして、鉄がむき出しになっている部分、錆びている部分などを、
色々とマスキングして、錆止めクリアを施工してみました。


そして屋外に放置。
はじまりましたよ、錆と戦う2020年も・・・
 


そんなところに、都合良く雨が降ってきました。
その結果はいかに・・・

羽鳥鈑金塗装工業所

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