羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。
新車のJB64型スズキ・ジムニーの車体裏側への防錆処理のご依頼をいただきました。
この車両の使用される状況において、どのようにサビが進んでいくのかを考察するため、
しばらくそのまま乗っていただき、ウィークポイントなどを探りながら、施工を行いました。
　

ノックスドールは中空部の内部に注入するノックスドール#700と、アンダーフロアやホイールハウス内など
パネル表面に塗布するノックスドール#300を使い分けて施工を行います。
　

まずは#700にロングノズルを取付け、フレームの箱状の内部へノズルを差し込みスプレーします。
手の届かない奥の方まで錆止めができるスグレモノです。
　

パネルの合わせ目部分には#300をシュッと。

さらにノズルが入る穴という穴を攻めます。
　
　

プロペラシャフトやマフラーなど、フロアの防錆作業のために取り外した部品を取り付けた後には、

部品の取付けネジ部をタッチアップして、サビから守ります。
　

ミッションケースやトランスファーなど、アルミ製の部品にはシャシクリアを塗布し、
少しでも持ちが良いようにつとめます。
　

以上で、車体裏面の防錆処理が完成しました。
　
　

さらにお客様からのリクエストで、サイドシルの耳の部分をブラックアウト化。
わずか数センチの部分が黒くなるだけで、見た目がガラリと変わりました。
お客様のセンス、素敵ですね〜。
こちらは当社の得意な部分の塗装ですので、難なくサッと仕上がりました。
　

ジムニーってボディフロアがボディ色なので、「それが嫌だ」という方も多いようです。

ホイールハウス内が黒くなると、見た目にも引き締まりますね。
　
　
そして、今後のお客様への説明のために

ノックスドールとはこんな塗料なのよ
と、サンプルもいろいろ揃えておきます。

ノックスドールはボディの床面を守る塗料ですが、「それって本当に必要？」と
多くのお客様が思われるのではないでしょうか、ということで集中して掲載してみました。