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VWコラードG60のGラーダオーバーホール 強化&吐出量アップ


こんにちは、アーリングのりょうすけです。
今回はフォルクスワーゲン・コラードG60の鬼門とも言える
『Gラーダ』ことスクロール式スーパーチャージャーのオーバーホール。
ちなみに今回は併せてインテークパイプ交換&アウトレット吐出量アップ、
クラッチOH、エンジン&ミッションマウント強化、
社外エアクリーナー(キノコ型)、水回りホースをサムコ製に全交換、
リアキャリパー新品交換、サイドブレーキワイヤー交換など、
かなりの作業を承っています。
 
 



すでに15万キロを走破してオーナーさんはまだまだ乗る気満々の整備内容です。

スーパーチャージャーは75000キロ毎のオーバーホールが指定されていますが、
バックスキール音がしなくなってくると、だいたい圧縮が下がってしまっていますね。

しかし、すでにスーチャのアッセンブリーは供給終了。
当社では社外の強化部品の入手ルートを確立しており
オーバーホール対応ができますが、難易度の高い作業です。
 


この渦巻き部分で羽が回転運動することで、外周部から空気を吸い込み、
圧縮させながら中心部へ吐き出すことで過給する仕組みです。
 
 


今回は、オーバーホールついでにパフォーマンスアップを図るということで、
アウトレット側のポートを研磨して空気の吐出量アップを狙います。
 


コンプレッサーの羽の軸には埋め込み式のベアリングが入っているのですが、
コレを交換するために抜き取るのに失敗すると、ケースが割れて一巻の終わり。
緊張する一瞬です。
 


渦巻き状のアペックスシールは経年劣化で痩せてくる部分。
ココが痩せると空気の圧縮力が低下してしまう原因になります。
 


コグドベルトは純正では8ミリ幅ですが、これは少し強化された12ミリ。
これが切れるとスーパーチャージャー破損につながり、それが理由で
コラードG60を降りられる方も多いところでもあります。
 


プーリーも68ミリの小径仕様に変更して、
ブーストがかかるレスポンスも向上させます。
 
 


さて、こちらがスーパーチャージャーオーバーホールで出た残骸たち!
これで調子もコンディションもさらにアップし、
走り続けられることでしょう。

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