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ユーノス・ロードスターの社外FRPバンパーの修理 補強しつつ、パテ少なめで・・・

こんにちは、羽鳥鈑金塗装工業所のハトリです。
またまたユーノス・ロードスターの社外品FRP製バンパーの補修の続きになります。

欠損部にFRPを盛ったバンパーは一晩乾かして


成形に入ります。
 
 



バンパーの形状にFRPを研磨していきます。
ここではサンドペーパーの番手を#80→#120→#180・・・と
順を追って削り、成形していきます。

この時点で、『平らになった』とか『面が出た』とかはまだまだ先の話ですが
一度、現車に取り付けてみます。


ふむふむ・・・



ほうほう・・・

ここ、本当はもっと薄く削ってバンパーとフェンダーの内側の干渉を防ぎたいのですが
それをやるとバンパーが割れる。逆にFRPが厚いとボディと干渉してボディが錆びる・・・

現状でももう良い感じなのですが、またすぐに割れて欲しくはないので
表面にパテを付け、乾燥中に裏面にも手を加えます。
 


FRPを厚くすることはできない・・・が強度が欲しい。
 


そこで、ガラスクロスというガラス繊維を編み込んだネット状のものを
適当な大きさに切る。
 


足付けや脱脂など下処理をした上で


FRP樹脂を塗り、ベースを作る。


そしてガラスクロスをペタッと置いて、


樹脂を染みこませ・・・


強度を保たせたい部分に、クロスを貼り付けていきます。
あまり厚みを持たせたくないので、必要な部分を最低限補強していきます。
 
そして完成。


薄く、キレイに・・・ 裏面ですから見た目よりも強度重視で。
 
 


そして表面のパテを研磨。
でも、パテの多用は割れの原因になるので、最低限です。


補修部分に裏側から光を当てて、光が透けていれば厚みはさほどではありません。
とりあえず「パテ厚塗りしてません」アピールをしてみました。
 


で、後は形を仕上げて車体に取り付けて最終確認です。

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