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父親から子へと受け継がれたゴルフ・カブリオ 燃料タンクを交換


こんにちは、アーリングのりょうすけです。
こちらのフォルクスワーゲン・ゴルフ・カブリオ・クラシックライン。
古くからのお客様の愛車で、10年ほど寝ていたのですが昨年に復活、
息子さんに受け継がれたクルマです。実際、ウチのお客様では親子2代で
クルマを楽しんでおられる方もけっこうおられますね。

さすがに10年も寝ていたクルマだけに、燃料タンクの中にサビも多く、
フューエルフィルターが詰まる頻度が多くなり、燃料ポンプも熱を持ったり
するようになってきたので、致命的なトラブルに発展する前にと
先手を打って燃料タンクを交換することになりました。
 


燃料フィルターや中のガソリンはサビだらけ!


下まわりにも漏れたサビ色の燃料がシミになっていますね。
 


この燃料タンク、リアの足まわりのアクスルビームを跨ぐように設置されているので
タンクを降ろすには、リアの足まわり&排気系は全バラしという苦行が・・・
 


こうしてタンクは無事に降り、新品タンクに交換します。
古い方からフューエルセンダーゲージを抜き取ると、コイツもまたサビに包まれ
動きが不安定だったので、オーバーホールして復活!
地味に手のかかる作業です。
 


で、こちらが新しい燃料タンク。
今でも新品が手に入るというのが素晴らしいですね。
コイツをサクッと付ければ作業は完了・・・だったハズなんですが、


給油口から下ってくる燃料パイプ、よく見ると腐食してポツポツと穴が!
そのまま簡単に付くなんてことはありませんでした。
実はこのパイプも新品パーツが手に入るのですが、今回は時間の都合もあり修理して対応することに。
新品はオーダーしておいて、入荷後次回以降の作業時に交換します。
 



パイプのサビを取り除くと、けっこうな穴が。心にも穴が開きそう・・・
結局、腐食した部分をザックリ切除し、あて板で塞ぐことにしました。


このパイプ、元々肉厚が薄い上にサビでさらに薄くなっていて、ほとんどの部分が1mm以下。
ガス溶接の火を余熱のために当てただけで穴が開くので、超絶難しかったです。
しかしながら、いつも通り根性で溶接。漏れがないことを確認して組み付けます。


そして、無事に新品タンクに積み替え完了!
父から子へと受け継がれたゴルフカブリオが、再び走り出します。
若者にとってはデザインも乗り味も新鮮に感じる旧いクルマ。
親に感謝しながら、ぶっ壊さないように乗ってねと教育中です。

R-ing.TCR(アーリング)

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