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VWコラード16V燃料コレクタータンク交換 世の中に存在しない部品を他車流用と加工でクリア


こんにちは、アーリングのりょうすけです。
やるかやらないか、ヒジョーに悩んだ一台、
フォルクスワーゲン・コラード16V 9Aエンジンです。

フューエルコレクタータンクを交換する必要があるのですが、
9Aコラードのフューエルコレクタータンクは超特殊で、
もはやこの世に存在していないんです。
つまり、ウチがあきらめたら、もうクルマを降りるしかない!
と厳しくもギリギリの修理でございます。
オーナーさんとしてもワタクシとしてもツライところです。

コレクタータンクはGAKUYAさんがリリースするゴルフ2GTI用を使う前提で、
9Aの方が燃料ポンプが大きいので、付けても燃圧が合うのか
色々悩みどころも満載の作業です。
 
そして、ゴルフ2GTIのコレクタータンクはそのままではコラードに付けるスペースがありません。
なぜなら、ゴルフ2GTIのコレクタータンクがデカいうえに、
コラードの中間マフラーがまた鬼のようにデカいので、
まずはマフラーを改造しないと、コレクタータンクが付かないという!



 
そこで何とかならないかと考えを巡らせ、
確かゴルフ3のADYエンジンのマフラーが形状が似てるんじゃね?
というヒラメキで改造しました!
ぶっちゃけサイズ的には収まれば何でも良かったんですが
ゴルフ2のにすると排気音が大きくなりすぎるのでゴルフ3のをチョイスしました。



それぞれのマフラーでフランジ径が違っていたりするので
その辺を調整して溶接して組み合わせます。
中間マフラーがイイ感じに収まり、マフラーとフューエルコレクターの
隙間ができたので、やっと本来の目的であるコレクター交換に入ります。



こんな感じで完成しました!
やり遂げた感が半端ないですね〜
ちなみに同じコラードでもG60とVR6はポンプがインタンク式なので楽なんですが、
16VはKEジェトロなんでこの方式しかないし、ポンプとマフラーが近すぎると
燃料がパーコレーションを起こしてしまう可能性があるため、できるだけ離したいんですよね。
とにかく部品のセレクトと加工に手間がかかる作業でしたが
無事に成功して、このコラードもまだまだ走り続けることができて良かったです。

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