V6ディーゼルを搭載した、ジャガー初のSUVであるF-ペースを英国で初テストする。

■どんなクルマ?

われわれのジャガーF-ペースの探求はまだまだつづく。今回は舞台を英国に移し、300psの3.0ℓV6ディーゼル・エンジン搭載車を試すのだが、トリムは ‘S’。つまりZF製の8速ATを唯一組み合わせることのできる、リア・バイアスの4WDのモデルである。

海外でも同エンジンを載せるモデルを試したのだが、その際4気筒の2.0ℓディーゼルがプッシュした際に音をあげやすいのに対し、やはり3.0ℓと6気筒という数値のもたらす余裕は、簡単に感じられた。したがって全グレードのうち最有力とさえ思っている次第。

ただ、その分、価格も高まっている。数週間前に試したミドル・スペックの20d AWD R-スポーツが£40,360(643万円)〜であったのに対し、こちらのモデルは£51,450(819万円)。テスト車には22インチ・アロイ・ホイール、可変サスペンションが追加装着されていた。