CEOに聞くジープの将来 販売50万台増/車種拡大めざす 識者の見解は

公開 : 2018.04.21 08:10  更新 : 2018.04.21 11:01

コンパスの登場

しかし昨年、ジープの成長は失速し、販売台数は10万台減少した。米国におけるレンタカー売り上げの減少が原因だ。今年3月のジュネーブ・モーターショーで、FCAの社長であるセルジオ・マルキオーネは欧州での販売はひどいものだと怒鳴り散らした。

マンリーは親分のそういう癇癪には慣れっこなのだろう。ボスの直言にも動じない。「われわれが認識している数字は190万です。5年前に2018年ビジネスプランに記載した全世界での販売台数です。われわれが全精力を注いできたのは、この全世界での売上です」と彼はいう。

ジープは今後数年、大忙しの状況だ。あと50万台もの売上が今年必要だという理由だけではない。今後3年で5車種のニューモデルが控えているし、2020年には旗艦グランド・チェロキーのモデルチェンジが待ち構えている。

ニューモデルはジープの成長を促すだろう。英国で発売されたばかりの新型コンパスは4年前に発売されたレネゲード以来もっとも重要なモデルである。

コンパスの発売によって、ジープは世界的に急成長しているCセグメントSUV市場の真ん中に躍り出た。フォード・クーガや日産キャシュカイがライバルだ。産業アナリストのIHSマーキットの予想では、コンパスは今年末までに40万台を売り上げ、あっという間にジープのベストセラーになるらしい。

「欧州では、われわれはボリュームゾーンのCセグメントで本当に競争力のあるSUVを持っていませんでした。レネゲードはBセグメントで大成功しました。今度はコンパスがレネゲードの成功を引き継ぐ番です」とマンリーはいう。

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