CEOに聞くジープの将来 販売50万台増/車種拡大めざす 識者の見解は

公開 : 2018.04.21 08:10  更新 : 2018.04.21 11:01

ラングラーの生産引き上げ

今年後半には新型ラングラーも英国に到着する。米国における生産のボトルネックも解消され、供給量も十分だ。

「ラングラーの年間生産台数を引き上げます。英国だけでなくすべての市場に十分な台数を供給できるように。米国でも何千台ものバックオーダーを抱えているんですよ。でも先行注文の様子から判断すると、未だ制約は残りそうですね」

欧州導入が決まっているラングラーの新車種は、クルーキャブのピックアップだ。

「英国にはとても特徴的なふたつのピックアップ市場があります。ひとつは低コストでユーティリティを重視する市場。もうひとつは生活に寄り添ったもので、これがわれわれのピックアップの市場です」とマンリーは言う。

彼はまた、ラングラーの最上級ピックアップ版の見通しも披露する。「モデル構成の中でわれわれは伝統的に『プロファイル』ビーグルを作ってきました。標準のクルマにさらなるオフロード能力を付け加え、広告塔的な役割をさせるんです。ピックアップトラックにも設定します」

欧州のすべての自動車メーカー同様、ジープもディーゼルの売上減少問題に直面している。そこで新しいハイブリッドモデルを開発中だ。例えばラングラーには、2ℓガソリンエンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせる。

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