ジャガーXE SVプロジェクト8 助手席試乗 300台限定の実力、ウエットで検証

公開 : 2018.05.09 10:10

ジャガーXE SV プロジェクト8の助手席試乗です。ポルシェ911 GT3やBMW M4 GTSといった特別なモデルをライバルに見据え開発が進められてきました。舞台は、昨年このクルマが初公開されたグッドウッドですが、生憎のコンディションのなか、どのような感触が得られたのでしょうか?

もくじ

舞台はグッドウッド 将来のクラシックモデル候補
ウェットで垣間見れるのは実力の一端
プロジェクト8とは? 実はお買い得モデル?
少数精鋭による開発 ドライバーの実力を引き上げる
番外編:別次元の敏捷性を求めて

舞台はグッドウッド 将来のクラシックモデル候補

グッドウッド・モーター・サーキットの路面からは湯気が上がっていたが、まだリバイバルの開催までには数カ月あり、全体の雰囲気はいつもどおりだ。

むしろ、デイビッド・プークには、路面の一部にひろがる水たまりから蒸発していく雨と、完全に乾いた部分、そしてその間の予測不可能な路面状況の方が心配だった。

プークはこの恐ろしい程の高速サーキットで、縦横無尽にプロジェクト8を走らせている。このクルマのふだん使いを躊躇させる、率直にいってどう猛すぎるエグゾーストノート(ホモロゲーション・モデルの音量規制値までわずか1dBだ)と、ある意味プーク自身が望んだともいえる、E46世代のBMW M3 CSLに備わっていたような、公道走行可能なレースモデルとしての魅力を、いまここで解き放っている。

18カ月にわたって、プークがそのダイナミック性能を磨き上げてきたジャガーXE SV プロジェクト8のプロトタイプモデルのハンドルを握るのは彼自身だ。

収益性を考えて、もう少し販売数を増やすことも検討されたが、スペシャル・ビークル・エンジニアリングから送り出されるこのクルマの数はわずか300台に留まる。

SVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)責任者のジョン・エドワーズは、プロジェクト8を、F-タイプをベースにした開放的なスピードスターのプロジェクト7とともに、「ヒットモデルになる可能性をもった馬鹿げたアイデア」と呼ぶが、間違いなくプロジェクト8の方がより大胆な挑戦だろう。

いま、プロジェクト8は、このブランドにとってのパフォーマンスを象徴する存在として、将来的なクラシックモデルになるだろうとまで言われている。そして、ニュルブルクリンク最速の公道走行可能な4ドア・サルーンモデルでもある

 
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