メルセデス・ベンツE400カブリオレ

公開 : 2013.05.12 09:42  更新 : 2017.05.13 12:51

■どんなクルマ?

フェイスリフトされたメルセデス・ベンツEクラスのカブリオレだ。そのスタイリングは、サルーン、クーペ同様、4ライトのヘッドランプが2ライトになり、シングルバーのスポーツ・グリルが与えられた。また、フロント・バンパーにはより大きなエア・インテークが開けられ、テール・ランプがリデザインされ、クローム・トリムも新しくされた。確かに、劇的な変化ではないが、それでもヘッドランプを含めたフロント・エンドの変更は成功を納めることになるだろう。

エンジンは4ドア・モデル同様に、2.1ℓ4気筒ディーゼルがE220 CDIに、3.0ℓV6ディーゼルがE350 CDIに搭載される。また、ガソリン・ラインアップとしては、新たに希薄燃焼タイプの181bhpの2.0ℓ4気筒ターボと、ここでテストした3.0ℓV6ツインターボが加えられた。

この3.0ℓツインターボは、329bhpのパワーと48.9kg-mのトルクを持ち、7速のGトロニック・プラスと組み合わせられる。パフォーマンスは、0-100km/h加速5.3秒。燃費は12.7km/ℓで、価格は£49,635(775万円)からとなっている。

3ドアのE63に対応するモデルは存在しないが、AMGスポーツ・プラス・パッケージでは、2トーンの19インチ・ホイール、スポーツ・シート、ナッパ・レザー・トリムと、トランクの上にAMGリップ・スポイラーが装備されることとなる。

■どんな感じ?

英国のスポーツ・モデル好きのニッチな層はAMGスポーツ・プラス・パッケージを望むだろうが、実際のところ、E400はシンプルなSEトリムでも充分に美しい。

1845kgのオープン・トップ・モデルは、その中心はスムーズさであり、新しいV6エンジンもそれを助長する。実際にも、そのエンジンのパフォーマンスは、バックグラウンドで苦しむような結果をもたらすことはない。常に、寛大な唸りを響かせて、そしてスロットルが思い切り踏まれるのを待っているといった感じだ。

E400のV6ツインターボ・パワーは、疑いもなく好感の持てるもので、通常のドライブでは組み合わせられる7速Gトロニック・ギアボックスのロング・レシオと相まって、優雅で寛げる走りを披露する。それでいて、一旦スロットルを踏み込めば、速度計の針が上昇を続けるだけだ。

E400カブリオレは、相変わらず高速走行における風の影響を最小限に抑える作りがされている。キャビンの改善はそれほど目立たないが、ギアスイッチやコンソールを含め快適性のために設えられた空間なのだ。エアクラップ・ウインド・ディフレクターと、2つのヘッドレストを結ぶオプションのエア・スカーフを立てれば、160km/hであってもドライバーとパッセンジャーが会話をかわすことが可能なほどだ。

■「買い」か?

印象的でハンサムで高価なカブリオレだ。そして、大きな道やハイウェイではE400は尊大で寛大なクルマである。

確かに6シリーズ・コンバーチブルやジャガーXKに較べると、冷静過ぎるクルマと言う感じがして、愛情を注ぎづらいクルマかもしれないが、それらのモデルはEクラス・カブリオレよりも遥かに高価なプライスが付けられている。そういった点でも、E400カブリオレは賢い選択かもしれない。

(ニック・カケット)

メルセデス・ベンツE400カブリオレ

価格 £49,635(775万円)
最高速度 250km/h
0-100km/h加速 5.3秒
燃費 12.7km/ℓ
CO2排出量 185g/km
乾燥重量 1845kg
エンジン V型6気筒2996cc<ツインターボ/td>
最高出力 329bhp/5500rpm
最大トルク 48.9kg-m/1400-4000rpm
ギアボックス 7速オートマティック

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